3位だろうが6位だろうが大差はない。
現行制度のメリットは、なによりJ2の活性化にある。シーズン6位にまで昇格のチャンスが与えられるのだから、リーグ終盤の消化試合はかなり減る。
また、J1への可能性が広がれば、J2クラブは自治体やスポンサーと未来を見据えた話ができる。例えば、6位以内に食い込んだ時のためにJ1ライセンスを満たす環境を整えましょう、といった具合に。経営面で、これはかなり大きい。
一方のデメリットは、年間を通じて成績が安定しなかった5位や6位のチームが、瞬間的な強さで昇格できてしまう点にある。当然ながら、翌シーズンのJ1はトーナメントではなく年間の勝点を競うのだから、一発勝負のプレーオフはJ1を戦うためのベストチームを送り込む方法とは言えない。
経営メリットと、競技デメリット。どちらを重視するかでプレーオフに対する立場は決まるが、私は前者を重視してプレーオフを継続すべきだと考える。
もちろん、上記のデメリットについて年間6位で昇格した大分や山形の例を挙げ、あっけなくJ2に逆戻りすることを問題視する向きはあるだろう。
だが、2009年にJ1とJ2の昇降格がそれぞれ3チームに設定されて以来、J2で3位のチームが翌シーズンのJ1残留を果たしたケースは一度もない。つまり、そもそもJ2を3位以下で昇格すること自体が力不足の証明であり、3位だろうが6位だろうが大差はないのだ。
逆に、J2王者として昇格したクラブは09年の仙台に始まり、柏、FC東京、甲府、G大阪、湘南と、すべて今もJ1で戦い続けている。結局、J1に定着するためにはJ2首位か、それに肉薄する2位の実力が必須なのだ。
ならば競技的なデメリットには目を瞑り、J2クラブが経営面で力をつけるチャンスを広げたほうが建設的。これが私の基本的な考え方だ。
また、J1への可能性が広がれば、J2クラブは自治体やスポンサーと未来を見据えた話ができる。例えば、6位以内に食い込んだ時のためにJ1ライセンスを満たす環境を整えましょう、といった具合に。経営面で、これはかなり大きい。
一方のデメリットは、年間を通じて成績が安定しなかった5位や6位のチームが、瞬間的な強さで昇格できてしまう点にある。当然ながら、翌シーズンのJ1はトーナメントではなく年間の勝点を競うのだから、一発勝負のプレーオフはJ1を戦うためのベストチームを送り込む方法とは言えない。
経営メリットと、競技デメリット。どちらを重視するかでプレーオフに対する立場は決まるが、私は前者を重視してプレーオフを継続すべきだと考える。
もちろん、上記のデメリットについて年間6位で昇格した大分や山形の例を挙げ、あっけなくJ2に逆戻りすることを問題視する向きはあるだろう。
だが、2009年にJ1とJ2の昇降格がそれぞれ3チームに設定されて以来、J2で3位のチームが翌シーズンのJ1残留を果たしたケースは一度もない。つまり、そもそもJ2を3位以下で昇格すること自体が力不足の証明であり、3位だろうが6位だろうが大差はないのだ。
逆に、J2王者として昇格したクラブは09年の仙台に始まり、柏、FC東京、甲府、G大阪、湘南と、すべて今もJ1で戦い続けている。結局、J1に定着するためにはJ2首位か、それに肉薄する2位の実力が必須なのだ。
ならば競技的なデメリットには目を瞑り、J2クラブが経営面で力をつけるチャンスを広げたほうが建設的。これが私の基本的な考え方だ。