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【CS準決勝|採点&寸評】勝利の立役者は、ビッグセーブ連発の東口。丹羽のバックパスも、足先でかすかに触って阻止

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年11月28日

90分間で勝ち切ろうとしたペトロヴィッチ監督のプランが、結果的に裏目に。

【警告】浦和=なし G大阪=阿部(3分)、米倉(85分)、パトリック(89分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】東口順昭(G大阪)

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【チーム採点・寸評】
浦和 5
興梠が負傷欠場、那須と森脇も負傷明けと万全でないなか、主導権を握る展開には持ち込んでいたが、いかんせんゴールを奪えそうな“匂い”が感じられなかった。完全に相手を崩そうとしたが、それはG大阪相手には至難の業。

G大阪 7
守備を重視しながら機を見てカウンターという形もある程度ハマり、後半には狙いどおりのプレッシングから先制ゴールを奪った。一度は同点に追いつかれたが、最後のところで身体を張って対応し、延長後半の2ゴールにつなげた。昨季のような勝負強さが際立つ一戦だった。

【CS準決勝マッチレポート】浦和 1-3 G大阪

【CS準決勝 PHOTOハイライト】浦和 1-3 G大阪​

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5.5
39分に宇佐美から遠藤へのスルーパスに素早く反応し、シュートを打たれる前の段階で防ぐ。しかし延長戦、左右に揺さぶられて藤春にボレーを叩き込まれるなど痛恨の2失点を喫した。

DF
4 那須大亮 4.5(63分OUT)
負傷明けの出場で、カウンターの脅威にさらされながらもパトリックと宇佐美に身体を張って対応。しかし、自身の放ったパスを大森にインターセプトされ、そのクロスを止めきれず先制点を与えた。

5 槙野智章 5
守備に軸足を置き、サイドに流れてきたパトリックらに確実に対応。危ういキックミスもあったが、平常心を保っていた。だが終盤、彼のサイドから何度も攻略された。足の攣る関根に守備の負担を負わせたのは疑問だった。

46 森脇良太 5
やや動きに固さが見られたものの、攻め上がりからミドルを狙うなど、徐々に“熱”を上げた。90+4分には絶妙なクロスで武藤の決定的なヘッドを演出。ただ、負傷明け久々の出場とあって、延長に入り急激にスピードが感じられなくなった。

MF
3 宇賀神友弥 5.5(75分OUT)
60分、フリーで抜け出た大森のシュートを“スーパーブロック”。コンディションを考慮し、途中交代となった。

8 柏木陽介 5.5
ハードワークによる献身ぶりは申し分なかった。ただ先制点を奪われた場面はなんの責任もないが、よりレベルの高いボランチになるためには、スペースを埋め切らなければならなかった。

 22 阿部勇樹 5.5
途中から入ったリベロでのファーストプレーで、パトリックに空中戦で競り勝ち、良いリズムを掴んだ。それでもゴール前でボール際に寄せ切れない展開が目立ち(ボールを見て、距離を詰めるばかりで)、シュートを打たれる場面が散見された。

24 関根貴大 5.5
対峙した藤春の攻め上がりを封じ、サイドの主導権を握って何度もクロスを放つ。途中からは左ウイングバックに入り、足を攣りながらも“チーム最年少”として上下動を繰り返した。しかし延長戦、足が攣って動けず。彼のサイドから崩された。それは彼の責任ではなく、ベンチワークに拠るところが大きい。

19 武藤雄樹 6
相手の嫌がる位置でボールを受け、ミスなく巧くパスをさばく。前半はあまり無理せず守備を意識しながらプレー。徐々にテンションを上げ、後半アディショナルタイムにはあと数センチずれていれば決まっていたヘッドを放つ。85分の魂のスライディングタックルで、場内のボルテージを上げた。

7 梅崎 司 5.5(63分OUT)
関根が攻めて出来たスペースを埋めて守備のバランスを取りながら、攻撃の連係に加わる。強烈なシュートが枠を捉えたが、東口のセーブに阻まれる。ボールに触れる機会が減り、途中交代に。

FW
20 李 忠成 5.5
序盤はよくボールが収まり機能したが、ゴールに向かう怖さが感じられず。シャドーに移ってからはファウルも目立ち出し、得点に絡めなかった。

交代出場
FW
21 ズラタン 6(63分IN)
パトリックに身体半分上に出て競り勝つ魂のヘディング弾で、一時同点に持ち込んだ。しかし、その後、あまり目立てず、決定機を作り出せなかった。

MF
16 青木拓矢 (63分IN)
ミスを怖がりプレーが小さくなり、逆にミスを重ねてしまった。フィジカルが強いはずだが、球際で競り負ける場面も目立った。

MF
14 平川忠亮 5.5(75分IN)
ボールを収めて相手を引き付け、中央にスペースを作り出した。何本か効果的なクロスを放ったが、徐々に守備を固める相手の前で、“仕事”ができなくなってしまった。

監督
ペトロヴィッチ 4.5
負傷者が多かったという理由はあるだろう。しかし早々に3枚の交代カードを切り、90分間で勝ち切ろうとしたプランが、結果的に裏目に出た。勝ち急ぐ必要があっただろうか。終盤のやられ方を見ても、今回の采配は減点せざるをえない。
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