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【J1採点&寸評】山形×新潟|残留争いの直接対決はアウェーの新潟に軍配。山形はクラブ通算100点目を祝えず…

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年07月26日

前線で基準点となったディエゴがクラブのJ1通算100ゴール目を記録!

【警告】山形=西河(57分)、R・フランク(68分) 新潟=山﨑(76分)、小泉(90+2分)
【退場】山形=なし 新潟=なし
【MAN OF THE MATCH】指宿洋史(新潟)

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【試合内容】
 新布陣の3-5-1-1で臨んだ山形だが、ボールを奪っても新潟の厳しいプレッシングによって効果的にパスをつなげず、やむなくボールを蹴っては相手に拾われてしまう。
 
 新潟の指宿と山﨑を捕まえきれずにかき回されて守備が混乱すると、バイタルエリアに大きなスペースを作ってしまい、新潟に起点を作られてしまう。この流れから完全に崩されて、23分に指宿、42分には山本にゴールを許し、山形は2点のビハインドを負ってしまった。
 
 後半、山形は林を入れてシステムを3-4-2-1に変更する。57分に与えたPKのピンチを凌ぐと疲れの見えた新潟と交代選手が入った山形で流れが変わり、山形が押し込んでいく。ディエゴのゴールで1点差に詰め寄ったが、終盤に迎えた同点のチャンスを逃すと、最後はカウンターから失点。ホームでの残留争いの直接対決で痛い敗戦を喫した。
 
【チーム採点・寸評】
山形 5
前半の不振がすべて。蹴ってくる相手の攻撃に対応しきれず、セカンドボールを拾われて流れを掴めなかった。バイタルエリアを埋める運動量も無く、中途半端にスペースを空けてしまった。新しい布陣がフィットしていないこともあるが、それ以上に試合の入り方が悪すぎたのが最大の敗因。試合ごとにテンションが異なるのは大きな問題だ。いずれにしても残留争いの直接対決で、しかもホームゲームで不甲斐ない試合をしてしまった。
 
新潟 6.5
攻撃も守備も精力的に動き、山形のプレスを掻い潜ってゴールまで崩しきった。コンパクトな守備がチームを支え、セカンドボール奪取にもつながり、前半の2得点で試合を優位に進められた。後半のチャンスを決めていればもっと楽に勝てたはずだが、アウェーでの残留争いの直接対決で勝利したことが最も大きな収穫だ。
 
【山形|採点・寸評】
GK
1 山岸範宏 5.5
59分にカウンターからのピンチを防いだものの、二度相手のゴール前に顔を出した終盤は成果を得られず。自陣に戻ってからのキックミスが3失点目に繋がってしまった。
 
DF
17 當間建文 5
マークが曖昧で相手の2トップを捕まえきれず。周りが見えないままカバーもままならず、常に慌ただしいプレーが続いた。
 
4 西河翔吾 5
敵の前線にしっかりと身体を当てられず、指宿には競り負け何度も裏にパスを通された。マークに付いても焦って飛び込んで抜かれ、PKも与えてしまった。
 
13 石川竜也 5.5
中に絞ってカバーリングをする意識は高かったが、空中戦ではマークを外しがちで対応しきれなかった。
 
MF
26 宇佐美宏和 5.5
前半は攻撃で機能せず右サイドを停滞させた。後半途中から3バックに入って落ち着いたが、最後はセルフジャッジで失点に絡んだ。
 
5 アルセウ 5
前半はL・シルバに苦戦、まったく覇気がなかった。バイタルエリアが空けっ放しになり、フィルターとして機能していない場面も。後半ボランチ2枚にシステムを変えてようやく戦えるようになった。
 
15 宮阪政樹 6
序盤のボレーシュートのチャンスは決めたかった。ただ、2本の無回転シュートで勢いをもたらし、1本をディエゴのゴールに結びつけた。
 
24 ロメロ・フランク 5.5
運動量が少なく、バイタルエリアのスペースを埋められず。システムを変えた後半は持ち直したが途中交代。2本のシュートはフリーだったので枠に入れたい。
 
22 キム・ボムヨン 5
前に出れば裏をやられ、攻撃でも奮わなかった。後半途中から右に回ると対面のコルテースに自由を与えてしまった。
 
30 山﨑雅人 5.5
持ち味の裏への抜け出しは見られたが、狭いバイタルエリア で囲まれると打開できず。持ち味を出しきれないまま前半で交代。
 
FW
11 ディエゴ 6.5
4人に囲まれたなかでも、ボールを収められていたほう。後半に奮闘して、クラブのJ1リーグ通算100ゴールを決め、一矢報いた。
 
交代選手
FW
8 林 陵平 5.5
後半スタートからの出場。クロスに対して飛び込んではいるが、あと一歩で合わず。収まりは悪く起点になれなかった。
 
DF
27 高木利弥 6
途中出場で積極的にクロスを上げ、左サイドからチームを活性化させる役割を果たした。あとはクロスの精度とドリブル突破を見せたい。
 
MF
9 中島裕希 6
縦に抜け出して流れを変えたが、79分の同点のチャンスで決めきれず。ロスタイムのチャンスでは自らシュートを打つ選択肢もあったか。
 
監督
石﨑信弘 5.5
システムが馴染む前に戦術的にも攻略された形だが、そのスペースを埋めていた松岡の不在も響いたか。ただ、選手のモチベーションが試合毎に不安定になっている状況は良くない。モチベーターとしての監督の手腕も今後問われてくるだろう。
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