加部 究 新着記事

【識者の視点】ザックJ初期を想起させる森保Jの上昇ムード。問題は所属チームの格が上がった時だ

 チームを取り巻く上昇ムードが8年前を想起させる。南アフリカ・ワールドカップでベスト16に進出した日本代表には、アルベルト・ザッケローニ監督が着任。初陣の相手は、今年対戦したベルギーやウルグアイ... 続きを読む

川崎連覇と残留争いの混沌――個のスキル格差が消滅するなか明暗を分けるのは「哲学」だ!

 派手な連勝や連敗が目立つシーズンだった。絶好調と泥沼の明白なコントラストが点在し、だからこそ川崎の安定ぶりが際立った。  例えば、もし2シーズン制で行なわれていたと想定すると、後期は残り2試合で... 続きを読む

ジーコは怒っているのではなく――20冠達成の鹿島に、そのスピリットはいかにして浸透したのか?

 現役時代に才気溢れるプレーで世界を熱狂させたジーコは、その先に伝道師としての運命(責務)が待っていると考えていたようだ。だからスーパースターは、アマチュア時代の日本だけではなく、インド、イラク... 続きを読む

【識者の視点】アジアカップの予想布陣は?2列目の3人は◎! FWとCBに一考の余地あり

 おそらく森保一監督も、現状のベストメンバーを想定してウルグアイ戦に臨んだはずで、この一戦の内容を考えてもアジアカップまで大きな変更はありえないだろう。  特に嬉しい誤算だったのが2列目の若いアタ... 続きを読む

“ハリルの足かせ”を外した西野-森保体制。顕在化したポテンシャルは予想以上だ

 森保一監督は、日本の可能性を見落としのないように丹念に誠実に洗い出している。4年後に向けての出発というより「現時点」を強調している通り、年齢に関係なく、これまで十分にチャンスを与えられなかった... 続きを読む

【コラム】不動のボランチは青山でも柴崎でもない!? 適役を与えられた遠藤航が森保ジャパンのキーマンか

 コスタリカ戦の主役を挙げるなら、ロシア行きを逸した前線の若いタレントになる。それぞれポルトガルとオランダでブレイクした中島翔哉、堂安律はもちろん、南野拓実も、欧州のピッチでもまれ、その自信に裏... 続きを読む

【コラム】フランスが示した“理想像”。日本のW杯8強入りは「8年間も待つ必要はない」と言い切れるか?

 全7試合を6勝1分けで乗り切ったフランスの効率性が際立った大会だった。  ボール支配率は、準決勝のベルギー戦が40%、決勝のクロアチア戦も39%だったが、相手が攻勢を強めても、スピーディーで精緻... 続きを読む

自分たちのサッカーを取り戻し「賭け」に勝利。香川のトップ下復帰が分岐点に【16強、西野ジャパンの評価を問う#4】

 西野ジャパンがロシアでの冒険を終えたタイミングで、サッカーダイジェスト誌ライター陣7名に緊急アンケートを実施。世界の「ベスト16」という結果を残した日本代表への評価、「ベスト8」の壁を超えるた... 続きを読む

早急な監督選びには違和感。日本サッカー協会は、まずこの4年の紆余曲折を総括すべきだ

 ロシア・ワールドカップで、日本代表は2大会ぶり3度目のベスト16入りを果たし、8強とはならなかったものの、FIFAランク3位の強豪・ベルギーを相手に、各国からの称賛を集める戦いぶりも見せた。し... 続きを読む

【"ロシア後"の日本代表11人は?#1】最優先のテーマは柴崎岳、大島僚太の共存だ

 ワールドカップが終われば、また次の4年後に向け動き始める。長年日本代表を追う4人に訊いたのは、“ロシア後”の選択だ。どのような11人を選び、どう戦うか。興味深い回答が得... 続きを読む

【ロシア後】代表刷新へ! GK、DFに楽しみな素材が揃う一方で、長所だった攻撃面が…

 タイトルは奪うより守る方が難しい――。ボクシング界の格言は、サッカー界にも通じる。黄金期を切り拓いても、それを継続するには計画的な代謝が要る。英雄たちの栄誉を満喫し過ぎると、時には取り返しのつ... 続きを読む

ベルギー戦の勝機は? 昨年の対戦では酒井宏が好機を築く。柴崎、長谷部のミドルも有効だ

 オッズは極端に傾くほど番狂わせが起こり易い。それがサッカーの世界だ。  歴史を辿れば、日本代表は期待値と結果が反比例しがちだが、ベルギーも比例して来たとは言い難い。無欲で臨んだ1980年EURO... 続きを読む

「攻め倒す」がテーマの技術委員長が代表監督になり、そのビジョンは最も効果的に全国に発信された

 概して天才肌の異端児は、プライドが高く意固地な天邪鬼だ。常道を嫌い、いつも他人が思いつかない発想で驚かせたくて仕方がない。 西野朗監督が憧れたヨハン・クライフがそうだった。走力に長けても、走る... 続きを読む

【ロシアW杯】ハメスの故障に一発退場、名将の自滅… 猛烈な神風を味方に、ギャンブルに勝った日本協会

 猛烈な神風だった。 好結果を得るなら、少なからずコロンビアに自滅的な条件が要ると思っていたが、想像をはるかに超えて積み重なった。 ハメス・ロドリゲスの別メニューでの調整情報は信じていなかった。... 続きを読む

【コラム】コロンビアも困惑中!? 謎の深まった西野Jがサプライズへのキーマンとすべきは?

 最大の収穫は、コロンビアのホセ・ペケルマン監督を困惑させたことかもしれない。 Jリーグ開幕前夜のアマチュア時代の話だ。まだ日本は、韓国の遠い背中を眺めていた。だがある時、ユース代表戦で、日本が... 続きを読む

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