小さくない痛手を負ったローマが動き
イタリアは次代を担う若者が重傷に見舞われたことを嘆いている。1月12日に行なわれたセリエA第19節のユベントス戦で、ローマのニコロ・ザニオーロが前十字靭帯を断裂し、長期離脱を余儀なくされたのだ。
もちろん、まずは、20歳の若者の早期かつ確かな回復が願われる。そのうえで、シーズン後のEURO2020での活躍も期待されていたザニオーロの離脱は、イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督を筆頭に、関係者は頭を悩ませているだろう。
それは、所属クラブのローマも同じだ。チーム得点王のエディン・ゼコや、トップ下のロレンツォ・ペッレグリーニと並び、前線の主軸のひとりだったザニオーロを失ったのは、パウロ・フォンセカ監督にとって小さくない痛手となる。
この緊急事態にローマは今冬のマーケットが開いているうちに代役を確保しようと動く。ターゲットとなったのは、インテルのマッテオ・ポリターノ。前政権では主力だったが、今シーズンから就任したアントニオ・コンテ監督の3-5-2では適正位置がなく、出場17試合(先発2試合)と出番を失っている選手だ。
さらに、ローマにはインテルが関心を寄せる選手がいた。ユベントスから加入したものの、左サイドに君臨するアレクサンダル・コラロフからポジションを奪えず、リーグ戦出場16試合(先発6試合)にとどまっているレオナルド・スピナッツォーラだ。
インテルはクワドォー・アサモアの状態が万全でなく、左サイドの強化が必須と言われていた。今シーズン限りでマンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了となるアシュリー・ヤングの獲得にも動いていたが、“赤い悪魔”との交渉はスムーズには進んでいない。
もちろん、まずは、20歳の若者の早期かつ確かな回復が願われる。そのうえで、シーズン後のEURO2020での活躍も期待されていたザニオーロの離脱は、イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督を筆頭に、関係者は頭を悩ませているだろう。
それは、所属クラブのローマも同じだ。チーム得点王のエディン・ゼコや、トップ下のロレンツォ・ペッレグリーニと並び、前線の主軸のひとりだったザニオーロを失ったのは、パウロ・フォンセカ監督にとって小さくない痛手となる。
この緊急事態にローマは今冬のマーケットが開いているうちに代役を確保しようと動く。ターゲットとなったのは、インテルのマッテオ・ポリターノ。前政権では主力だったが、今シーズンから就任したアントニオ・コンテ監督の3-5-2では適正位置がなく、出場17試合(先発2試合)と出番を失っている選手だ。
さらに、ローマにはインテルが関心を寄せる選手がいた。ユベントスから加入したものの、左サイドに君臨するアレクサンダル・コラロフからポジションを奪えず、リーグ戦出場16試合(先発6試合)にとどまっているレオナルド・スピナッツォーラだ。
インテルはクワドォー・アサモアの状態が万全でなく、左サイドの強化が必須と言われていた。今シーズン限りでマンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了となるアシュリー・ヤングの獲得にも動いていたが、“赤い悪魔”との交渉はスムーズには進んでいない。
そこで、両クラブはポリターノとスピナッツォーラのトレードを画策したようだ。
全国紙の『Gazzetta dello Sport』などのイタリアの主要メディアは、すでに合意に達しており、15日にもメディカルチェックが行なわれると報じた。
インテルとローマのトレードは、他クラブにも影響する可能性がある。衛星放送『Sky Sport』によれば、ポリターノを狙っていたミランが、代役としてローマのジェンギズ・ウンデルに関心を寄せているようだ。ただ、現時点でローマは放出しない考えと伝えている。
だが、メルカートは「一寸先は闇」の世界。ザニオーロ離脱による“ドミノ効果”があるのか、今後の進展が注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部