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堂安律のシャドー起用。得点力不足の解消で大きな切り札に。主軸の南野拓実が貴重な話【日本代表】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2025年10月10日

ブンデスリーガでここまで2得点・4アシスト

フランクフルトで好調を維持する堂安。代表でも持ち前の勝負強さと決定力で違いを見せたい。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 2026年北中米ワールドカップまで約8か月。日本代表の本番前のテストマッチも、10月シリーズを含めて8試合程度しかない。そういう意味でも、10日のパラグアイ戦は重要な一戦だ。

 14日にブラジル戦を控えるため、そこで起用されるであろう上田綺世(フェイエノールト)や久保建英(レアル・ソシエダ)らは温存されそうだが、果たして堅守のパラグアイを相手にゴールを誰がこじ開けるのか。9月のアメリカ遠征(メキシコに0-0、アメリカに0-2)で無得点という現状を日本代表はどう打開するのか。そこはパラグアイ戦の最重要ポイントと言っていい。

 森保一監督は「我々が9月の活動であったり、最終予選の終盤から得点がなかなか奪えない試合があるのも分かっている。まずは得点ができるように、奪って素早く良い守備から攻撃につなげるところを徹底したい。最後に決め切って終わるところにもこだわりを持ってやらないといけない」とも語っていたが、フィニッシュに至る組み立て、シュート精度の改善は必須のテーマだ。

 ワールドカップのアジア最終予選で、小川航基(NEC)と並ぶ最多の4ゴールを奪っている鎌田大地(クリスタル・パレス)も「ここ数試合、得点がうまく奪えていないところは明らかに改善しないといけない」と、9日の練習後に危機感を口にしていた。彼を含め、得点やアシストなど決定的な仕事が求められるポジション、シャドーの組み合わせをどうするのか。指揮官も最適解を探っているに違いない。
 
 久保が温存され、ブラジル戦で南野拓実(モナコ)も先発が有力ということで、2人揃ってスタメンから外れる可能性が大。鎌田も遠藤航(リバプール)不在のボランチに入ることになりそうで、選択肢はそれ以外の選手ということになる。

 今回の有力候補者は、ここまでウイングバックを主戦場としてきた堂安律(フランクフルト)、伊東純也(ヘンク)、中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)の3人ではないか。

 このうち伊東に関しては、9月のアメリカ戦でもシャドーでプレー。鈴木唯人(フライブルク)と組んで、明確な違いを見せつけている。得点には至らなかったが、決定機も作っていて、彼ならば得点に直結する仕事ができそうだ。

 その実績があるため、「伊東の能力はすでに確認済み」と見ることもできる。つまり、今回は堂安と中村の組み合わせで行くのではないか。特に堂安のインサイド起用は得点力不足の解消で大きな切り札になると考えていい。

 堂安はフランクフルトに移籍した今季、ブンデスリーガでここまで2得点・4アシストと絶好調。2022年カタールW杯でもドイツ戦(2-1)とスペイン戦(2-1)でゴールを決めた実績もあり、勝負強さは一級品だ。ある意味、ゴール前での迫力は今の森保ジャパンでトップと言っても過言ではない。

 そのレフティを右サイドでハードワークさせ続けているのは、やはりもったいない。もちろん、守備強度を重視すると堂安がサイドに必要なのも分かるが、そろそろ本来の攻撃センスを発揮させた方がいい。ここは思い切って勝負をかけてほしい。
 
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