2023年に10試合を戦った森保ジャパンのメンバーの中から、活躍度でベスト３を選ぶなら誰か。熟練記者の河治良幸氏にピックアップしてもらった。

【動画】森保ジャパンの年間査定&年間MVP

　３位は久保建英。理由は以下のとおりだった。

「カタール・ワールドカップ後に奮起して、クラブで結果を出しながら代表にも還元している。この年齢（22歳）にして代表チームに良い風を吹かせています。その意味で久保選手は外せません。

『どんな時でも主役になるつもりで来ています』とそういうメンタリティも素晴らしいですし、かといって守備もサボらずやって、組み立てにも関与。本当にチームの主力になったと思います」
 

　２位は守田英正。選出理由は次のようなものだ。

「チームの質を高めた。守田選手の戦術の引き出しと思考、そのあたりの伸びも凄くて。スポルティングというヨーロッパでも難解な環境で主力を張り続けて、代表チームでは流れを生んでくれる存在ですよね。攻撃の循環を意識しつつ、守備のツボを外さない。とりわけ、攻撃面でのアップデートが素晴らしいです」

　そして年間MVPは伊東純也だ。河治氏が何より評価したのは「年間通しての安定感」だった。

「当たり前のように活躍し、中２日でも当たり前のようにプレーして。その安定がマックスの領域で、マン・オブ・ザ・マッチを何回取るんですか状態。殿堂入りと言ってもいいです」

　伊東の選出に異論はないだろう。ドイツ戦での１得点・１アシスト、トルコ戦でのドリブル突破、そしてシリア戦での４アシストと、彼の活躍を一つひとつ挙げていくとキリがない。

　30歳にしてプレーの幅を広げる伊東。来年のパフォーマンスも実に楽しみだ。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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