トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインが、アントニオ・コンテ監督を称賛している。

　トッテナムはマウリシオ・ポチェティーノ（現パリ・サンジェルマン）の下、2015-16シーズンから４年連続でトップ４入りを果たした。しかし、以降は６位、７位と低迷するなかで、ポチェティーノ、ジョゼ・モウリーニョ（現ローマ）、ヌーノ・エスピリト・サントと監督の首を挿げ替え、昨年11月からコンテに指揮を託している。

　ケインは「３、４年前と比べれば、落ち込んでいる。そのことを自覚することが重要で、それが真実だ」と近年の低迷を認める一方で、かつてユベントスやインテル、チェルシーにタイトルをもたらしたイタリア人指揮官の要求を満たすことで、状況は改善されると確信しているようだ。英衛星放送『Sky Sports』のインタビューで以下のように語っている。

「彼は世界最高の監督のひとりだ。多くを要求し、できる限りのことをやってくれている。選手たちもそれに応えて、成功するためにハードワークする。それがこのクラブにいる全員の最終目標だ」
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　トッテナムは現在、チャンピオンズ・リーグ出場権圏内の４位ウェストハムとはわずか１ポイント差だ。シーズン後半戦に向けて、こう決意を示している。

「今シーズンに集中し、できるだけリーグ戦で上位に食い込むのを目標にしている。まだFAカップも残っているし、トロフィーを獲得するために努力するよ。他のことについては、あまり詳しく説明するつもりはない。ただ、チームのために懸命に働き、向上しようとするだけだ」

　昨夏にマンチェスター・シティへの移籍が濃厚と見られていたケインは、ここまでリーグ戦５ゴールにも留まるも、直近５戦では４得点を挙げており、徐々にベストフォームを取り戻しつつある。復調傾向の大エースは、闘将とともにスパーズをトップ４へ返り咲かせることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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