【1993年~2015年】年度別「優勝クラブのベストイレブン選出人数」を算出。今季3人を輩出した広島は「歴代10位タイ」。歴代最多は――99年と07年の磐田と鹿島
カテゴリ:Jリーグ
2015年12月22日
3位タイ(優勝クラブの選出5人)&1位タイ(優勝クラブの選出7人)|歴代最多は94年のV川崎と02年の磐田に。
2010年の名古屋と2012年の広島はいずれもリーグ初制覇で、2位との勝点差は前者が10、後者が7と開いており、5人の選出も納得だと言える。
一方、歴代最多7人が選出されたのは、1994年のV川崎と2002年の磐田だ。
1994年のV川崎は、サントリーシリーズ(第1ステージ)で4位に沈みながらも、ニコスシリーズ(第2ステージ)を制してチャンピオンシップに出場。勢いそのままに広島との決戦で連勝し、リーグ連覇を成し遂げた。攻守の要となったラモスや柱谷らの活躍がそのまま反映され、最多選出につながったと言えるだろう。
また、Jリーグ10年目にして、初めて両ステージを制する「完全優勝」を達成したのが2002年の磐田だ。名波、福西、藤田らで形成された中盤の安定感は群を抜き、鈴木や田中を中心とした守備が強固なうえ、23得点で得点王に輝いた高原と中山の2トップが攻撃を牽引。シーズンを通じてのインパクトを考えれば、誰もがうなずける選考だった。
■3位タイ(優勝クラブのベストイレブン選出5人)
2001年=鹿島、2010年=名古屋、2012年=広島、
●2001年
年間優勝:鹿島=5人(★)
年間2位:磐田=5人
年間11位:札幌1人
▼ベストイレブン
GK ヴァンズワム(磐田)
DF 大岩 剛(磐田)
DF 秋田 豊(鹿島)★
DF 名良橋晃(鹿島)★
MF 小笠原満男(鹿島)★
MF 福西崇史(磐田)
MF 藤田俊哉(磐田)
MF 服部年宏(磐田)
MF 中田浩二(鹿島)★
FW ウィル(札幌)
FW 柳沢 敦(鹿島)★
●2010年
優勝:名古屋=4人(★)
2位:G大阪=1人
5位:川崎=1人
6位:清水=1人
7位:広島=1人
9位:新潟=1人
11位:磐田=1人
▼ベストイレブン
GK 楢崎正剛(名古屋)★
DF 田中マルクス闘莉王(名古屋)★
DF 増川隆洋(名古屋)★
DF 槙野智章(広島)
MF 中村憲剛(川崎)
MF マルシオ・リシャルデス(新潟)
MF 藤本淳吾(清水)
MF ダニルソン(名古屋)★
MF 遠藤保仁(G大阪)
FW 前田遼一(磐田)
FW ケネディ(名古屋)★
●2012年
優勝:広島=5人(★)
2位:仙台=1人
5位:鳥栖=1人
6位:柏=1人
7位:名古屋=1人
12位:磐田1人
17位:G大阪=1人
▼ベストイレブン
GK 西川周作(広島)★
DF 駒野友一(磐田)
DF 田中マルクス闘莉王(名古屋)
DF 水本裕貴(広島)★
MF レアンドロ・ドミンゲス(柏)
MF 遠藤保仁(G大阪)
MF 青山敏弘(広島)★
MF 高萩洋次郎(広島)★
FW ウイルソン(仙台)
FW 佐藤寿人(広島)★
FW 豊田陽平(鳥栖)
■1位タイ(優勝クラブのベストイレブン選出7人)
1994年=V川崎、2002年=磐田
●1994年
年間優勝:V川崎=7人(★)
年間2位:広島=1人
年間5位:平塚=2人
年間6位:横浜M=1人
▼ベストイレブン
GK 菊池新吉(V川崎)★
DF ペレイラ(V川崎)★
DF 井原正巳(横浜M)
DF 名塚善寛(平塚)
MF 柱谷哲二(V川崎)★
MF 北澤 豪(V川崎)★
MF ラモス瑠偉(V川崎)★
MF ビスマルク(V川崎)★
MF ベッチーニョ(平塚)
FW 武田修宏(V川崎)★
FW 高木琢也(広島)
●2002年
年間優勝:磐田=7人(★)
年間2位:横浜=1人
年間4位:鹿島=2人
年間11位:浦和=1人
▼ベストイレブン
GK 曽ヶ端準(鹿島)
DF 鈴木秀人(磐田)★
DF 田中 誠(磐田)★
DF 松田直樹(横浜)
MF 小笠原満男(鹿島)
MF 福西崇史(磐田)★
MF 藤田俊哉(磐田)★
MF 名波 浩(磐田)★
FW エメルソン(浦和)
FW 高原直泰(磐田)★
FW 中山雅史(磐田)★
構成:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)