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【CL採点&寸評】バイエルン1-0パリSG|千金弾のコマンを上回る圧巻のパフォーマンスを見せた名手をMOMに!

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔・井川洋一

2020年08月24日

パリSG――不発に終わった3トップの評価は?

ノイアーの牙城を崩せなかったネイマール(左)とエムバペ。ともにチャンスはあったが……。(C) Getty Images

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[FW]
7 キリアン・エンバペ 5.5

 サイドでカウンターの急先鋒となり、スピード豊かなドリブルでチャンスにつなげた。前半終了間際に、アラバのパスミスから迎えた絶好機は決めたかった。
 
10 ネイマール 5
 開始から守備にハードワークし、至高のタイトルへの意欲を見せた。だが序盤と終盤に決定機を逸し、最後は歩く姿が見られるなど、エースの仕事を果たせなかった。
 
11 アンヘル・ディ・マリア 5(80分OUT)
 CL優勝経験を持つ利他的なウイングは、攻守を繋ぐキーマンのひとりと見られていたが、この日は全体的におとなしかった。股抜きのドリブルで魅せたが、24分のフリーのチャンスは枠に飛ばしたかった。
 
[交代出場]
MF
6 マルコ・ベラッティ 5(65分IN)

 劣勢になり、攻撃力を高めるべく投入されるも、見せ場は70分の好フィードくらい。たくさんボールに触れてリズムを生み出すタイプだけに、もう少し時間がほしかったか。
 
MF
23 ユリアン・ドラクスラー 5(72分IN)

 劣勢を覆すべく、攻撃的な交代として投入されるも、あまりボールに触れず、期待された役回りは果たせなかった。
 
DF
20 レーバン・クルザワ ―(80分IN)

 終盤にベルナトと変わってレフトバックを任された。
 
FW
17 マキシム・シュポ=モティング ―(80分IN)

 準々決勝の英雄がその再現を期待されたが、応えられなかった。
 
[監督]
トーマス・トゥヘル 5.5

 GK以外、準決勝と同じ先発を並べ、強力なバイエルンに対抗した。やや構えながらも、前線からプレスをかけさせ、ネイマールやエンバペらスター選手にも妥協を許さなかった。押し込まれながらも、相手のハイラインを突く逆襲が効果的だった前半に、一度でもゴールを奪いたかったが、叶わないまま後半に入ると、時間の経過とともに徐々に全体が間延び。失点後の4枚の交代カードは、それほど効果的とは言えず。敵将が先発に抜擢したコマンは決勝点を挙げており、その意味でもドイツ人監督対決に敗れたと言える。
 
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
文●井川洋一
 
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