バイエルン――守備での貢献ぶり凄まじかったアタッカーは?
[MF]
6 チアゴ・アルカンタラ 6.5(86分OUT)
圧巻だったのはパリSGのハイプレスをかわすダイレクトパスやボールコントロール。長短自在のパスで局面を前に進める司令塔の役割を完遂した。身を粉にした守備も好印象だ。
18 レオン・ゴレツカ 6.5
攻守に存在感を示した。運ぶドリブルで敵陣を突破し、積極的なミドルや小兵ベルナトの頭上を狙ったパスを放つ。リスク管理の意識が高く、とりわけ右SBキミッヒを好フォロー。
22 セルジュ・ニャブリ 6.0(68分OUT)
最終ライン裏への飛び出しでCKを獲得するなど、非ボール保持時の駆け引きで対峙するベルナトを疲弊させた。早いタイミングでの交代は警告を受けていた影響もあるだろう。
25 トーマス・ミュラー 7.0
決定的な仕事をこなしたわけではない。凄まじかったのは守備での貢献ぶり。ピッチの至る所で相手の前に立ちはだかれば、試合終了まで献身的なプレスをかけつづけた。
29 キングスレー・コマン 7.0(68分OUT)
古巣戦、それもCL決勝という否が応にも力が入る大一番で殊勲の決勝点。キミッヒのクロスをしっかりと頭で捉えた。持ち前のドリブル突破で惜しいチャンスも作る。
[FW]
9 レバンドフスキ 6.0
22分に放った反転ボレーは左ポストを叩き、31分の体勢を崩しながらのヘディングはGK正面に。ゴールこそ奪えなかったが、前線での効果的な動き出しと守備をきっちりこなす。
[交代出場]
DF
4 ニクラス・ジューレ 6.5(25分IN)
ボアテングに代わるCBとしてピッチに立つと、すぐに試合の流れに乗った。裏に飛び出したディ・マリアを捕捉したほか、相手CKの場面では身体を張った守備で貢献。
MF
10 コウチーニョ 6.0(68分IN)
左右のウイングを務め、前線でのチェイシングに奔走。直接FKはわずかにゴールの左へ。
MF
14 ペリシッチ 6.0(68分IN)
コウチーニョ同様、チームのために全力で守備に取り組む。素晴らしいサイドチェンジで局面を変えるなど、ニャブリやコマンにはない持ち味も発揮した。
MF
24 コランタン・トリソ ―(86分IN)
チアゴとの交代でそのままセントラルMFに入り、勝利の瞬間をピッチの上で迎える。
【監督】
ハンジ・フリック 7
好調ペリシッチではなく、コマンを先発起用する小さな驚きを含んだ采配がズバリ。そのフランス人ウインガーの肩に手をかけて、ドレッシングルームから後半のピッチに出てきた姿がとりわけ印象に残る。リードを奪った直後にウイングを2枚替え、ハイラインプレスの強度を保たせた交代策も見事。我を忘れてピッチに飛び出さずに相手ベンチに歩み寄り、健闘を称えた試合終了直後の振る舞いを含め、55歳の指揮官は偉大な仕事をやり遂げた。
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●遠藤孝輔
【PHOTO】6度目のCL制覇を成し遂げたバイエルン! 歴史に名を刻んだV戦士を一挙に紹介!
6 チアゴ・アルカンタラ 6.5(86分OUT)
圧巻だったのはパリSGのハイプレスをかわすダイレクトパスやボールコントロール。長短自在のパスで局面を前に進める司令塔の役割を完遂した。身を粉にした守備も好印象だ。
18 レオン・ゴレツカ 6.5
攻守に存在感を示した。運ぶドリブルで敵陣を突破し、積極的なミドルや小兵ベルナトの頭上を狙ったパスを放つ。リスク管理の意識が高く、とりわけ右SBキミッヒを好フォロー。
22 セルジュ・ニャブリ 6.0(68分OUT)
最終ライン裏への飛び出しでCKを獲得するなど、非ボール保持時の駆け引きで対峙するベルナトを疲弊させた。早いタイミングでの交代は警告を受けていた影響もあるだろう。
25 トーマス・ミュラー 7.0
決定的な仕事をこなしたわけではない。凄まじかったのは守備での貢献ぶり。ピッチの至る所で相手の前に立ちはだかれば、試合終了まで献身的なプレスをかけつづけた。
29 キングスレー・コマン 7.0(68分OUT)
古巣戦、それもCL決勝という否が応にも力が入る大一番で殊勲の決勝点。キミッヒのクロスをしっかりと頭で捉えた。持ち前のドリブル突破で惜しいチャンスも作る。
[FW]
9 レバンドフスキ 6.0
22分に放った反転ボレーは左ポストを叩き、31分の体勢を崩しながらのヘディングはGK正面に。ゴールこそ奪えなかったが、前線での効果的な動き出しと守備をきっちりこなす。
[交代出場]
DF
4 ニクラス・ジューレ 6.5(25分IN)
ボアテングに代わるCBとしてピッチに立つと、すぐに試合の流れに乗った。裏に飛び出したディ・マリアを捕捉したほか、相手CKの場面では身体を張った守備で貢献。
MF
10 コウチーニョ 6.0(68分IN)
左右のウイングを務め、前線でのチェイシングに奔走。直接FKはわずかにゴールの左へ。
MF
14 ペリシッチ 6.0(68分IN)
コウチーニョ同様、チームのために全力で守備に取り組む。素晴らしいサイドチェンジで局面を変えるなど、ニャブリやコマンにはない持ち味も発揮した。
MF
24 コランタン・トリソ ―(86分IN)
チアゴとの交代でそのままセントラルMFに入り、勝利の瞬間をピッチの上で迎える。
【監督】
ハンジ・フリック 7
好調ペリシッチではなく、コマンを先発起用する小さな驚きを含んだ采配がズバリ。そのフランス人ウインガーの肩に手をかけて、ドレッシングルームから後半のピッチに出てきた姿がとりわけ印象に残る。リードを奪った直後にウイングを2枚替え、ハイラインプレスの強度を保たせた交代策も見事。我を忘れてピッチに飛び出さずに相手ベンチに歩み寄り、健闘を称えた試合終了直後の振る舞いを含め、55歳の指揮官は偉大な仕事をやり遂げた。
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●遠藤孝輔
【PHOTO】6度目のCL制覇を成し遂げたバイエルン! 歴史に名を刻んだV戦士を一挙に紹介!