パリSG――中盤3枚は守備で奮闘を見せたが…

[警告]バイエルン=デイビス(28分)、ニャブリ(52分)、ジューレ(56分)、ミュラー(93分) パリSG=パレデス(52分)、ネイマール(81分)、T・シウバ(83分)、クルザワ(85分)
[退場]なし
[MAN OF THE MATCH]マヌエル・ノイアー
【パリ・サンジェルマン|採点・寸評】
チーム 5
ピッチ全体で圧力をかけてくるバイエルンに前半から押し込まれ、ボールを取ってもプレスをかけられる展開になるも、折々にその間隙を突いて逆襲を仕掛けた。一進一退の序盤を経て、最初に決定機を作ったのもこちら。スピードと迫力のあるカウンターから、ネイマールが決めていれば、その後の流れは変わっていたはず。アンヘル・ディ・マリア、キリアン・エンバペ、マルキーニョス、そして最後は再びネイマールが決定機を迎えるも、最後までGKマヌエル・ノイアーを打ち破れなかった。両チームの選手を比べると、パリには終盤に歩いている選手がいたが、相手には皆無。やはり最後は規律の差が出たように感じる。
[GK]
1 ケイラー・ナバス 5.5
この大会での豊富な経験をもとに、落ち着いた対応を見せた。31分のレバンドフスキのヘッドをセーブし、前半終了間際の連続のピンチもしのいだが、コマンのヘディングは防げなかった。
[DF]
2 チアゴ・シウバ 5.5
百戦錬磨の守備者らしく、大一番にも冷静な振る舞いで最終ラインを統率した。62分の水際のクリアもあったが、83分にはレバンドフスキに突破を許し、警告を受けている。
3 プレスネル・キンペンベ 6
レバンドフスキを抑え、神出鬼没のミュラーにもうまく対応した。集中力が高く、パスコースを読みきってカットし、スピードのある前線につなげることも。
4 ティロ・ケーラー 5.5
二人の超スピードスターと対峙するタフな役回りを懸命にこなした。45分のコマンを倒したシーンでは幸運にもPKは取られず。失点の場面では、ボールの行方を一瞬だけ逡巡したようで、後ろのコマンに決められた。
14 ファン・ベルナト 5.5(80分OUT)
欧州頂上決戦で古巣と対戦し、バイエルンで果たせなかった欧州制覇は今回も達成できず。本人は高精度のパスやコース取りの巧いドリブルで光るシーンもあった。
[MF]
5 マルキーニョス 6.5
高性能のフィルター役として、中盤の底から相手の侵入に目を光らせ続けた。過去2試合の得点者は失点後、何度も前線に駆け上がってゴールを狙うも、ネットを揺らすまでには至らず。
8 レアンドロ・パレデス 5.5(65分OUT)
目立つパフォーマンスは限定的だったが、ミッドフィールドの警備役を黙々とこなした。失点後に交代したが、彼のいなくなった中盤には隙が目立つように。
21 アンデル・エレーラ 6(72分OUT)
前線のプレスに呼応してスペースを消し続けるなど、主にディフェンス面での奮闘が光った。ボールを持てば、シンプルで効果的なパスや巧みなボールキープを披露している。
チーム 5
ピッチ全体で圧力をかけてくるバイエルンに前半から押し込まれ、ボールを取ってもプレスをかけられる展開になるも、折々にその間隙を突いて逆襲を仕掛けた。一進一退の序盤を経て、最初に決定機を作ったのもこちら。スピードと迫力のあるカウンターから、ネイマールが決めていれば、その後の流れは変わっていたはず。アンヘル・ディ・マリア、キリアン・エンバペ、マルキーニョス、そして最後は再びネイマールが決定機を迎えるも、最後までGKマヌエル・ノイアーを打ち破れなかった。両チームの選手を比べると、パリには終盤に歩いている選手がいたが、相手には皆無。やはり最後は規律の差が出たように感じる。
[GK]
1 ケイラー・ナバス 5.5
この大会での豊富な経験をもとに、落ち着いた対応を見せた。31分のレバンドフスキのヘッドをセーブし、前半終了間際の連続のピンチもしのいだが、コマンのヘディングは防げなかった。
[DF]
2 チアゴ・シウバ 5.5
百戦錬磨の守備者らしく、大一番にも冷静な振る舞いで最終ラインを統率した。62分の水際のクリアもあったが、83分にはレバンドフスキに突破を許し、警告を受けている。
3 プレスネル・キンペンベ 6
レバンドフスキを抑え、神出鬼没のミュラーにもうまく対応した。集中力が高く、パスコースを読みきってカットし、スピードのある前線につなげることも。
4 ティロ・ケーラー 5.5
二人の超スピードスターと対峙するタフな役回りを懸命にこなした。45分のコマンを倒したシーンでは幸運にもPKは取られず。失点の場面では、ボールの行方を一瞬だけ逡巡したようで、後ろのコマンに決められた。
14 ファン・ベルナト 5.5(80分OUT)
欧州頂上決戦で古巣と対戦し、バイエルンで果たせなかった欧州制覇は今回も達成できず。本人は高精度のパスやコース取りの巧いドリブルで光るシーンもあった。
[MF]
5 マルキーニョス 6.5
高性能のフィルター役として、中盤の底から相手の侵入に目を光らせ続けた。過去2試合の得点者は失点後、何度も前線に駆け上がってゴールを狙うも、ネットを揺らすまでには至らず。
8 レアンドロ・パレデス 5.5(65分OUT)
目立つパフォーマンスは限定的だったが、ミッドフィールドの警備役を黙々とこなした。失点後に交代したが、彼のいなくなった中盤には隙が目立つように。
21 アンデル・エレーラ 6(72分OUT)
前線のプレスに呼応してスペースを消し続けるなど、主にディフェンス面での奮闘が光った。ボールを持てば、シンプルで効果的なパスや巧みなボールキープを披露している。