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【連載・東京2020】遠藤渓太/後編「ふたりの外国人監督の下で掴んだ手応えと東京五輪への想い」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2019年06月17日

東京五輪に出れば、景色が変わってくる

U-22日本代表としても活躍が期待される。東京五輪は「国を背負うという意味で大事な大会になる」。写真:佐藤博之

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――17年にU-20ワールドカップに出場しました。国際大会の舞台で得た経験は?
「ハングリー精神です。海外の選手って、これで食っていくために頑張ろうっていう気概がすごい。成り上がっていくことに飢えている選手たちばかりでした。自分たちにはそれが足りなかった。だからラウンド16までしかいけなかったのかなと。最後のベネズエラ戦ではチャンスはほとんど作れず、延長戦の終盤に点を取られて負けて……。“これがサッカーか”って改めて痛感しました」
 
――ただ、そうした厳しい戦いの中で、イタリア戦では堂安律選手のゴールをアシストするなど、結果を残せたのは前向きに捉えてもいいのでは?
「まあ、そうですね。イタリア戦はグループ突破が懸かった大事な試合で、その大一番でスタメンで使ってもらって結果を残せたのは大きかったです」
 
――次の国際大会は、20年の東京五輪。遠藤選手にとって、どんな位置づけの大会ですか?
「日本での開催だし、国を背負うという意味で大事な大会になる。そういうプレッシャーを経験した選手と、そうでない選手とでは、また見えてくるものも違うはずです」
 
 
――いつ頃から五輪を意識するように?
「U-20ワールドカップですね、そこでやっぱり国際舞台っていいなと」
 
――五輪に向けて新しく取り組んでいることは?
「これといってないです。出場するのが目標ではあるけど、意識し過ぎないようにしているので」
 
――では最後に五輪への意気込みを訊かせてください。
「決して簡単にいける大会ではないと思う。今F・マリノスで試合に出ていても、大会の時期にまでポジションを確保していなければ呼ばれない。本当これからずっと戦いは続きますが、出場するためにF・マリノスで頑張りたいです」

PROFILE
遠藤渓太/えんどう・けいた/1997年11月22日生まれ、神奈川県出身。175㌢・66㌔。二俣川SC―横浜Jrユース―横浜ユース―横浜。J1通算75試合・4得点。小学生時代は横浜のスクールに通い、中学からは横浜の下部組織でプレー。ユースでの最終学年では優勝したクラブユース選手権で大会MVPと得点王に輝く。10代から世代別代表に選ばれ、2017年のU-20ワールドカップ出場を果たす。クラブではプロ1年目から出場機会を得て、昨季にはルヴァンカップのニューヒーロー賞を受賞。今季も左サイドを主戦場に、アグレッシブな仕掛けで好機を生み出し、自らも果敢にゴールを狙うアタッカーとして活躍する。

取材・文●広島由寛、多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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