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【バルセロナ×レアル・マドリー|採点&寸評】 随所に“監督力”の差が。MOMはハットトリック達成のスアレスに!

カテゴリ:メガクラブ

下村正幸、井川洋一

2018年10月29日

レアル・マドリー――リスクを取った采配は次第に敵の猛攻にさらされ…。

バルサに圧倒された前半を見る限り、ロペテギが十分な準備をして臨んだとは言えない。(C)Getty Images

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[FW]
9 カリム・ベンゼマ 5

スペースをつくる広範な動きは見られたが、フリーのヘディングを外し、終盤の決定機もボールは枠に飛ばず。シュート5本はチーム最多ながら、エースストライカーの役割は果たせなかった。

11 ガレス・ベイル 5.5(77分OUT)
劣勢の右サイドで守備に奔走し、なかなか良い状態で攻撃に転じることができなかった。ファウルをとってもらえずに苛立ち、53分には自身がイエローカードを受け、3失点後に交代。

22 イスコ 5
スタートは左のウイングながら、ポジションチェンジで右に移ったり、中盤に降りてきてボールを引き出そうとした。ただし、効果的な働きは少なく、決定的なシーンでも冷静さを欠いた。ユース代表時代からの恩師ロペテギの期待に応えられず。
 
[交代出場]
FW
17 ルーカス・バスケス(46分IN) 6

ハーフタイムに右のウイングバックとして投入され、一度は大きく流れを引き寄せた。攻撃の拠点となっていたバルサの左サイドを封じ、マイボールの際にはシャープな攻め上がりでキーパスや好クロスを放った。

MF
20 マルコ・アセンシオ(77分IN) ‐

ベイルとの交代でそのままウイングの位置に入ったものの、マルセロの負傷交代により、その5分後にはウイングバックに配された。不慣れなポジションで持ち味を発揮できず、終盤のフリーのシュートも枠に飛ばせなかった。

FW
7 マリアーノ・ディアス(82分IN) -

怪我のマルセロに代わって、前線に入ったが、時間が少なかったこともあり、ほとんど何もできなかった。チームは彼の投入後に2失点しており、ジョーカーとして状況を好転させるどころか、結果的には悪化している。

[監督]
ジュレン・ロペテギ 4.5

前日の記者会見で自身の進退をストレートに問われ、「解任されるような結果になるとは思っていない」と気丈に答えたが、1-5と大敗。クラシコらしからぬ静かな試合になったのは、このロペテギ率いるチームから、エネルギーが感じられなかったことが主な要因だろう。後半にシステムを変更して、一度は流れを引き寄せたが、リスクを取った采配は次第に敵の猛攻にさらされ、無残な結果に。求心力を著しく失っているだけに、解任は避けられないはずだ。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

文●井川洋一
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