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【橋本英郎】日本代表をポジティブに捉えられるのは、ロシアW杯の“トレンド”に乗れていたから

カテゴリ:日本代表

橋本英郎

2018年07月27日

フランスは日本戦のベルギーをよく観察していた

日本は2対0としてからも戦い方を変えず。かたや準決勝でフランスはベルギーからリードを奪うと、あからさまに守備的にシフトした。(C)Getty Images

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 フランスの優勝で幕を閉じたロシア大会。では、日本代表は上記のポイントについてどうだったか。少し考察してみました。
 
 結論から言うと、ほぼすべての項目を満たしていたと思います。
 
 いわゆるスタープレーヤーたちは前線から懸命に守備をし、攻撃は全員でする。高い集中力を保っていました。また、相手の弱点をしっかり突くこともできていました。セットプレーからもコロンビア戦ではゴールを決められました。数的優位でも引き分けてしまいそうな展開で、コーナーキックから勝利をモノにしたのです。
 
 アフリカ勢であるセネガルの迫力のある攻撃、守備にも慌てずしっかり対応しました。劣勢の状況下でも慌てず自分たちのやるべきこと、相手の弱点を突き、引き分けに持ち込んだ。
 
 偶然かもしれませんが、今大会の特徴に当たる点が多くありました。

 
 ただベルギー戦ではコロンビア戦同様、リードしたなかでの試合の進め方に問題を抱えていました。この点の修正はもしかしたら、チームとして優先度が低かったのかもしれません。2対0まで持っていったためか、戦い方が変わりませんでした。
 
 かたやフランスは準決勝でベルギー相手にリードを奪うと、あからさまに守備陣形を敷き、シフトチェンジしました。これはラウンド・オブ16の日本戦と日本代表の戦い方を見て、変更した可能性があります。戦い方を変えたことでフランスのほうが決定的なチャンスを得られましたし、失点するリスクも減らせました。
 
 日本も同じ対応を取ろうとしていたかもしれませんが、結果論として相手選手からクレームが出るほどの守備シフトではなかった。フランスは準決勝のあと、ベルギーから「アンチフットボールだ」と言われていましたので。
 
 日本はグループリーグ最終戦のポーランド戦で、時間稼ぎを上手くやった。相手がボールを取りに来ないから良かったのか、来ていても完遂できたのか。あれも試合中に戦い方を変えた一例です。それによって、決勝トーナメント進出を手繰り寄せました。
 
 ベルギーの試合でリードを奪う状況まで持って来られるようになったのは前進した証でしょう。勝っているなかでの共通認識、時間の使い方、ボールの動かし方など、そこまでしっかり詰める時間がなかったのかもしれません。
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