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【橋本英郎】日本代表をポジティブに捉えられるのは、ロシアW杯の“トレンド”に乗れていたから

カテゴリ:日本代表

橋本英郎

2018年07月27日

コーナーキックを奪うことをひとつの終着点に

決勝で顕著だったのは言わば“勤続疲労”の差。クロアチアは豪華MF陣に比べてFWのタレント力がやや不足していたため、試合を決め切れずに延長戦を重ねた。(C)Getty Images

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 VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)も項目に挙げて然りですが、こちらはセットプレーを引き出す、それも決定的なシーンにのみ使用されていました。なので項目としてはセットプレーのなかに入れておきます。
 
 決勝でグリエーズマンがフリーキックを得たシーンは、VARを使うタイミングではなかった。逆にコーナーキックからペナルティーエリア内でハンドをしてしまったクロアチアは、PKを引き出す(決定的なシーンの阻止)ということもあり使用されました。
 
 あえてセットプレーを取りにいく。リスクを減らし、コーナーキックを目ざして攻撃する。そこまで露骨ではなかったかもしれませんが、サイド攻撃がコーナーキックを奪うことをひとつの終着点と考えていたチームがあったかもしれません。

 
 明快かつ柔軟な対応できる戦術、スタープレーヤーの献身性、そしてセットプレー。これらの大部分をすべて兼備していたのがクロアチアでした。躍動感ある攻撃、守備。スタープレーヤーの献身性などは観ているこちらが応援したくなるほどでした。
 
 ただ、中盤にはワールドクラスの選手が揃っていましたが、最後のフィニッシュのところで少し物足りなさを感じました。つまりエースがゴール前で決定的な仕事をして、スコア上でゲームを支配することが完璧にはできませんでした。その結果、延長戦を連続して戦わなければならなくなり、最終的に決勝で体力的な余裕がなくなっていたように感じました。
 
 フランスの場合は、オリビエ・ジルーこそ1点も取れずに大会を終えましたが、セットプレーや前線のワールドクラス(グリエーズマン、エムバペ)のゴールもあり、体力的なアドバンテージを得て、決勝を迎えられました。
 
 個人的には勢いでクロアチアに勝ってほしかったですが、そんなに甘くないものだと改めて思わせる試合になってしまいましたね。
 
 VARが決勝の結果を決めたとも言われていますが、コーナーキックを取られた、またグリエーズマンに有利な状況で危険なエリアで仕掛けられたなど、場面、場面で、それまでの試合で対応できていた部分に余裕がなくなっていたのだと思います。
 
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