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【橋本英郎】日本代表をポジティブに捉えられるのは、ロシアW杯の“トレンド”に乗れていたから

カテゴリ:日本代表

橋本英郎

2018年07月27日

グリエーズマンとエムバペの献身性

フランスを優勝に導いた前線の強力デュオ、グリエーズマン(右)とエムバペ(左)。彼らの類稀な献身性もまた、チーム快進撃の原動力に。(C)Getty Images

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 決勝まで進んだ2チームはどうだったでしょうか。
 
 まず、フランス、クロアチアともにチームとしての戦術が明確でした。試合のなかで戦術変更できるチームでもありました。堅守速攻だけではありませんでしたね。
 
 アルゼンチンやドイツ、ブラジルなどは戦術が確立されている一方で、相手に多少合わせてパターンを変更するなど、柔軟性が備わっていませんでした。そのため、しっかり相手の良さを消して、そのうえで自分たちの良さを出してくるチームに苦戦した末、負けてしまったのです。
 
 スタープレーヤーたちの献身性も目を引きました。今大会においては、彼らが守備から攻撃までどこまで頑張れるかで上位進出が決まったように感じました。
 
 ウルグアイは前線の2枚看板、ルイス・スアレスとエディンソン・カバーニ。準々決勝ではカバーニが欠場したため、スアレスをサポートできなくなりました。また守備の際、枚数に穴が出てしまう場面が少なからず起きていました。アルゼンチンとブラジルは複数のスタープレーヤーを抱えていましたが、今大会では逆効果、マイナス面が多く現われてしまいました。

 
 全員で守備をして、全員で攻める。このいたってシンプルなことができなくなる。スタープレーヤーの献身性がキーになりましたね。フランスのアントワーヌ・グリエーズマンとキリアン・エムバペ。彼らは正真正銘のスタープレーヤーですが、チームの歯車としてしっかりやるべきことをやり通した。こうした振る舞いが、フランスの世界一にもたらした影響は計り知れなく大きかったと思います。
 
 セットプレーも常に関心を集めました。上位進出チームが共通の武器としていて、堅守を誇るチームが目立った大会で、拮抗した戦いを打破したのはほぼすべてセットプレーでした。PKはもちろん、直接フリーキックも多くありましたが、やはり味方選手に合わせるコーナーキックとフリーキックが、多くの場面で試合の流れを決定付けたと思います。
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