ローマ――ゼコは千載一遇のチャンスにも慌てることなく。
[FW]
エディン・ゼコ 6.5
濡れたピッチやスタンドのハイテンションをものともせず、普段通りに落ち着いたプレーで重要な任務をこなした。ボールが入れば、確実に収めて局面を進め、千載一遇のチャンスにも慌てることなく、GKの動きを見てネットを揺らした。静かで勇敢なこの長身ストライカーがいるかぎり、ロマニスタはふたたびの奇跡を信じられる。
エディン・ゼコ 6.5
濡れたピッチやスタンドのハイテンションをものともせず、普段通りに落ち着いたプレーで重要な任務をこなした。ボールが入れば、確実に収めて局面を進め、千載一遇のチャンスにも慌てることなく、GKの動きを見てネットを揺らした。静かで勇敢なこの長身ストライカーがいるかぎり、ロマニスタはふたたびの奇跡を信じられる。
[交代出場]
FW
14 パトリック・シック 6(46分IN)
後半の頭から投入され、流れを変えようと積極的に動き、ゴールを狙った。72分には、ロブレンに激しく寄せて、惜しいシーンを演出。相手守備陣の注意を引き、ゼコのマークを分散させ、終盤の追い上げにもつないでいる。
MF
21 マクシム・ゴナロン 5.5(67分IN)
最初のボールタッチがミスとなり、不安をのぞかせたが、その後は堅実にプレー。最終ラインの手前で防波堤となり、ボールに触る機会は多くなかったものの、マイボールは確実にチームメイトにつないだ。
FW
8 ディエゴ・ペロッティ(67分IN)
後半途中から左ウイングを任され、ボールを引き出しては突破を試み、シックのヘディングなど、鋭いクロスからチャンスを創出。終盤に訪れたPKでは、大きな重圧に屈することなく、右のトップコーナーにキックを沈めた。
[監督]
エウセビオ・ディ・フランチェスコ 5.5
ジェンギズ・ウンデル以外は、バルサ戦とのホームゲームで奇跡を起こしたメンバーを起用し、形も同じような3バックでスタート。だが高い位置からのプレスに迫力がなく、縦へのフィードの発着点を抑えられなくなり、速くて巧みな3トップに面白いように蹂躙された。期待を裏切ったジェンギズを諦め、それでも流れが変わらないとみるや、さらに2枚を変えてシステムを3-2-4-1から4-2-3-1に変更。これが奏功して、終盤の攻勢と2得点につなげた。ホームではまたしても困難なタスクに臨むことになるが、気鋭の策士のアイデアに注目したい。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●井川洋一
FW
14 パトリック・シック 6(46分IN)
後半の頭から投入され、流れを変えようと積極的に動き、ゴールを狙った。72分には、ロブレンに激しく寄せて、惜しいシーンを演出。相手守備陣の注意を引き、ゼコのマークを分散させ、終盤の追い上げにもつないでいる。
MF
21 マクシム・ゴナロン 5.5(67分IN)
最初のボールタッチがミスとなり、不安をのぞかせたが、その後は堅実にプレー。最終ラインの手前で防波堤となり、ボールに触る機会は多くなかったものの、マイボールは確実にチームメイトにつないだ。
FW
8 ディエゴ・ペロッティ(67分IN)
後半途中から左ウイングを任され、ボールを引き出しては突破を試み、シックのヘディングなど、鋭いクロスからチャンスを創出。終盤に訪れたPKでは、大きな重圧に屈することなく、右のトップコーナーにキックを沈めた。
[監督]
エウセビオ・ディ・フランチェスコ 5.5
ジェンギズ・ウンデル以外は、バルサ戦とのホームゲームで奇跡を起こしたメンバーを起用し、形も同じような3バックでスタート。だが高い位置からのプレスに迫力がなく、縦へのフィードの発着点を抑えられなくなり、速くて巧みな3トップに面白いように蹂躙された。期待を裏切ったジェンギズを諦め、それでも流れが変わらないとみるや、さらに2枚を変えてシステムを3-2-4-1から4-2-3-1に変更。これが奏功して、終盤の攻勢と2得点につなげた。ホームではまたしても困難なタスクに臨むことになるが、気鋭の策士のアイデアに注目したい。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●井川洋一