リバプール――嫌な雰囲気を断ち切ったサラー。
[FW]
☆MAN OF THE MATCH
7 モハメド・サラー 7.5(75分OUT)
マネが決定機を外し続けたことによる、前半途中までの嫌な雰囲気を断ち切ったのは、やはりエースだった。35分にポストに当たってゴールに吸い込まれる完璧なコースのシュートを決めると、39分には得意のカウンターで抜け出し鮮やかなループシュートで2点目。ハットトリックこそ達成できなかったが、56分には、この日フィニッシュの精彩を欠いていたマネの、61分にはフィルミーノのゴールを完璧なパスでお膳立て。2ゴール・2アシストで勝利を決定づけた。裏に抜け出すスピードや対面する相手を置き去りにする瞬発力、ゴール前での落ち着き、シュート精度、すべてがワールドクラスであることを古巣のサポーターに知らしめた。文句なしのマン・オブ・ザ・マッチだ。
9 ロベルト・フィルミーノ 7(90+3分OUT)
“ひとり目のDF”としてプレスはさぼらず、攻撃の場面でも「偽9番」的な動きでボールを引き出し、確実にチャンスメイクをこなす。そして61分と69分には、落ち着いてシュートを流し込み、本職であるストライカーとしての仕事もまっとうした。
19 サディオ・マネ 6
前半に二度決定機を外し、チームに嫌なムードが漂わせる。サラーの大活躍がなく、仮に負けていたとしたら、戦犯になっていてもおかしくなかった。ただし、56分の得点は、きちんとゴール前までスプリントしつつ、相手DFの視野から消える動きもサボらなかったからこそ生まれたもの。オフ・ザ・ボールの動きを腐らずに続けた点については評価したい。
☆MAN OF THE MATCH
7 モハメド・サラー 7.5(75分OUT)
マネが決定機を外し続けたことによる、前半途中までの嫌な雰囲気を断ち切ったのは、やはりエースだった。35分にポストに当たってゴールに吸い込まれる完璧なコースのシュートを決めると、39分には得意のカウンターで抜け出し鮮やかなループシュートで2点目。ハットトリックこそ達成できなかったが、56分には、この日フィニッシュの精彩を欠いていたマネの、61分にはフィルミーノのゴールを完璧なパスでお膳立て。2ゴール・2アシストで勝利を決定づけた。裏に抜け出すスピードや対面する相手を置き去りにする瞬発力、ゴール前での落ち着き、シュート精度、すべてがワールドクラスであることを古巣のサポーターに知らしめた。文句なしのマン・オブ・ザ・マッチだ。
9 ロベルト・フィルミーノ 7(90+3分OUT)
“ひとり目のDF”としてプレスはさぼらず、攻撃の場面でも「偽9番」的な動きでボールを引き出し、確実にチャンスメイクをこなす。そして61分と69分には、落ち着いてシュートを流し込み、本職であるストライカーとしての仕事もまっとうした。
19 サディオ・マネ 6
前半に二度決定機を外し、チームに嫌なムードが漂わせる。サラーの大活躍がなく、仮に負けていたとしたら、戦犯になっていてもおかしくなかった。ただし、56分の得点は、きちんとゴール前までスプリントしつつ、相手DFの視野から消える動きもサボらなかったからこそ生まれたもの。オフ・ザ・ボールの動きを腐らずに続けた点については評価したい。
[交代出場]
DF
5 ジョルジニオ・ヴァイナルダム 6.5(18分IN)
豊富な運動量をいかして何度も裏に抜ける動きを繰り返した。強力な3トップを相手にすることで精いっぱいのローマDF陣を、さらに困惑させる素晴らしいランニングだった。あとは決定機をきちんと決め切れていれば、文句なしだったのだが…。
MF
28 ダニー・イングス 6(75分IN)
5点決まっており、あとは無失点に抑えるだけ…という場面での投入だったこともあり、目立った活躍はなかった。
MF
17 ラグナル・クラバン -(90+3分IN)
アディショナルタイムにフィルミーノに代わって出場。
[監督]
ユルゲン・クロップ 6.5
ローマ相手の5-2の勝利は見事。素晴らしいチーム作りと采配だったのは間違いない。ただし、失点をゼロに抑えるプランまで彼の中にあったかどうかはやや疑問が残るところ。さすがに3点のアドバンテージがあるので、今回は突破の可能性が高いものの、リードを守り切るようなプランも今後は準備しておくべきかもしれない。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●内藤秀明
DF
5 ジョルジニオ・ヴァイナルダム 6.5(18分IN)
豊富な運動量をいかして何度も裏に抜ける動きを繰り返した。強力な3トップを相手にすることで精いっぱいのローマDF陣を、さらに困惑させる素晴らしいランニングだった。あとは決定機をきちんと決め切れていれば、文句なしだったのだが…。
MF
28 ダニー・イングス 6(75分IN)
5点決まっており、あとは無失点に抑えるだけ…という場面での投入だったこともあり、目立った活躍はなかった。
MF
17 ラグナル・クラバン -(90+3分IN)
アディショナルタイムにフィルミーノに代わって出場。
[監督]
ユルゲン・クロップ 6.5
ローマ相手の5-2の勝利は見事。素晴らしいチーム作りと采配だったのは間違いない。ただし、失点をゼロに抑えるプランまで彼の中にあったかどうかはやや疑問が残るところ。さすがに3点のアドバンテージがあるので、今回は突破の可能性が高いものの、リードを守り切るようなプランも今後は準備しておくべきかもしれない。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●内藤秀明