ローマ――最も警戒すべきだったサラーに…。

【警告】リバプール=アレクサンダー・アーノルド(39分)、ロブレン(74分)、ミルナー(85分) ローマ=ファン・ジェズス(26分)、ファシオ(88分)
【退場】リバプール=なし ローマ=なし
【MAN OF THE MATCH】サラー(リバプール)
[チャンピオンズ・リーグ 準決勝第1レグ]リバプール 5-2 ローマ/4月24日/アンフィールド
【ローマ|採点・寸評】
チーム 5
立ち上がりは悪くなかったが、徐々に相手のペースに引き込まれ、前半のうちに2失点。最も警戒すべき相手、元同僚のサラーに決められてしまった。後半に入っても流れは変わらず、56分からの13分間でさらに3ゴールを献上。これで勝負はついたかに思われたが、ナインゴランの浮き玉のパスからゼコが決めて希望の火を灯すと、さらにナインゴランのボレーがPKを誘発し、ペロッティが落ち着いてネットを揺らした。準々決勝のバルサ戦と同じく、第1レグで3点のリードをつけられたが、アウェーゴールはひとつ多い。ふたたび、奇跡を起こせるだろうか。
[GK]
1 アリソン 5.5
失点シーンはすべて、守護神にできることはほとんどなかった。それ以外の場面では的確な判断でハイボールを処理し、間違いのないポジショニングで厳しいシュートを防いだ。
[DF]
5 ファン・ジェズス 5(67分OUT)
対峙するサラーを捕まえきれず、ほとんどの時間帯で後手を踏んだ。相手3トップの流動的な動きにも惑わされ、意図的ではないにせよ、警告も受けた。身体を張ったディフェンスは見せたが。
20 フェデリコ・ファシオ 5.5
スピード不足を読みで補うシーンもあったが、相手の勢いが増すにつれ、走力の違いが顕著に。集中力も途切れるようになり、終盤には不要なイエローカードも受けた。ただし、空中戦はこの日も無双。
44 コスタス・マノラス 4.5
「ローマの奇跡」の立役者が、この大敗の戦犯に。先制された場面ではサラーに寄せきれず、2失点目につながるフィルミーノのドリブルにも軽率な対応。さらには最終ラインのボール回しを奪われたりと、散々な出来に終わった。
【ローマ|採点・寸評】
チーム 5
立ち上がりは悪くなかったが、徐々に相手のペースに引き込まれ、前半のうちに2失点。最も警戒すべき相手、元同僚のサラーに決められてしまった。後半に入っても流れは変わらず、56分からの13分間でさらに3ゴールを献上。これで勝負はついたかに思われたが、ナインゴランの浮き玉のパスからゼコが決めて希望の火を灯すと、さらにナインゴランのボレーがPKを誘発し、ペロッティが落ち着いてネットを揺らした。準々決勝のバルサ戦と同じく、第1レグで3点のリードをつけられたが、アウェーゴールはひとつ多い。ふたたび、奇跡を起こせるだろうか。
[GK]
1 アリソン 5.5
失点シーンはすべて、守護神にできることはほとんどなかった。それ以外の場面では的確な判断でハイボールを処理し、間違いのないポジショニングで厳しいシュートを防いだ。
[DF]
5 ファン・ジェズス 5(67分OUT)
対峙するサラーを捕まえきれず、ほとんどの時間帯で後手を踏んだ。相手3トップの流動的な動きにも惑わされ、意図的ではないにせよ、警告も受けた。身体を張ったディフェンスは見せたが。
20 フェデリコ・ファシオ 5.5
スピード不足を読みで補うシーンもあったが、相手の勢いが増すにつれ、走力の違いが顕著に。集中力も途切れるようになり、終盤には不要なイエローカードも受けた。ただし、空中戦はこの日も無双。
44 コスタス・マノラス 4.5
「ローマの奇跡」の立役者が、この大敗の戦犯に。先制された場面ではサラーに寄せきれず、2失点目につながるフィルミーノのドリブルにも軽率な対応。さらには最終ラインのボール回しを奪われたりと、散々な出来に終わった。
[MF]
4 ラジャ・ナインゴラン 6.5
いつもどおり、シンプルかつハードに戦った。大量リードにも気持ちが折れることはなく、狭いスペースで優れた技術を見せ、中盤から高精度の浮き玉のパスでゼコの得点をアシスト。さらには容易ではないボレーを確実にミートさせ、ミルナーのハンドから2点目につながるPKを奪った。
6 ケビン・ストロートマン 5
鋭いミドルでチーム最初のシュートを放つなど、序盤は存在感を放ったが、リバプールのしばしば中盤を省略するスタイルもあり、ボールのないところで走らされた。長身ながら、エアバトルで力を発揮することもままならず。
11 アレクサンダル・コラロフ 6
苦しい試合展開のなかで、落ち着きを保った数少ないひとり。サラーの対応に手を焼いたのは確かながら、高い技術と冷静な判断でボールを運んで推進力を生み出し、鋭いクロスやGKの手をかすめてバーに嫌われた無回転ミドルなど、持ち味は見せた。
16 ダニエレ・デ・ロッシ 5(67分OUT)
得意のフィードが冴えず、ミッドフィールドのバトルでは肩透かしを食らう。自身の特長を表現できないまま、67分に交代。ただし準々決勝でも、第1レグはオウンゴールを献上するなど、大敗のきっかけを作ったが、第2レグでは獅子奮迅の活躍を見せた。その再現に期待したいところだ。
17 ジェンギズ・ウンデル 4.5(46分OUT)
怪我が完全に癒えてスタメンに名を連ねたが、このレベルの舞台に立つ準備はまだできていなかった印象。動きが空回りし、なかなかボールを引き出せず、パスを受けても持ち前の積極性は鳴りを潜めた。場数を踏んで、よりタフなメンタルを備える必要がある。
24 アレッサンドロ・フロレンツィ 5.5
序盤は右サイドでアップダウンを繰り返し、自陣ではスライディングタックルやパスカット、敵陣では良質のクロスで積極的に試合に関与した。時間の経過とともに相手の勢いが増し、敵を背走するシーンが多くなるにつれて、存在感も希薄に……。
4 ラジャ・ナインゴラン 6.5
いつもどおり、シンプルかつハードに戦った。大量リードにも気持ちが折れることはなく、狭いスペースで優れた技術を見せ、中盤から高精度の浮き玉のパスでゼコの得点をアシスト。さらには容易ではないボレーを確実にミートさせ、ミルナーのハンドから2点目につながるPKを奪った。
6 ケビン・ストロートマン 5
鋭いミドルでチーム最初のシュートを放つなど、序盤は存在感を放ったが、リバプールのしばしば中盤を省略するスタイルもあり、ボールのないところで走らされた。長身ながら、エアバトルで力を発揮することもままならず。
11 アレクサンダル・コラロフ 6
苦しい試合展開のなかで、落ち着きを保った数少ないひとり。サラーの対応に手を焼いたのは確かながら、高い技術と冷静な判断でボールを運んで推進力を生み出し、鋭いクロスやGKの手をかすめてバーに嫌われた無回転ミドルなど、持ち味は見せた。
16 ダニエレ・デ・ロッシ 5(67分OUT)
得意のフィードが冴えず、ミッドフィールドのバトルでは肩透かしを食らう。自身の特長を表現できないまま、67分に交代。ただし準々決勝でも、第1レグはオウンゴールを献上するなど、大敗のきっかけを作ったが、第2レグでは獅子奮迅の活躍を見せた。その再現に期待したいところだ。
17 ジェンギズ・ウンデル 4.5(46分OUT)
怪我が完全に癒えてスタメンに名を連ねたが、このレベルの舞台に立つ準備はまだできていなかった印象。動きが空回りし、なかなかボールを引き出せず、パスを受けても持ち前の積極性は鳴りを潜めた。場数を踏んで、よりタフなメンタルを備える必要がある。
24 アレッサンドロ・フロレンツィ 5.5
序盤は右サイドでアップダウンを繰り返し、自陣ではスライディングタックルやパスカット、敵陣では良質のクロスで積極的に試合に関与した。時間の経過とともに相手の勢いが増し、敵を背走するシーンが多くなるにつれて、存在感も希薄に……。