【会見全文|後編】日本協会の任命責任、選手側からの意見。田嶋会長の回答は…

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年04月10日

田嶋会長が考えるトップの責任は日本サッカー界のために決断を下すこと

——技術委員会が機能していなかったというのが良くわかりました。ベスト16入りが達成できなかった時の会長の責任はどう取るおつもりですか?
 
田嶋 今回の決断をしなければ、責任はなかったのかということです。私は先ほど申し上げたように、会長はその時その時で日本サッカー協会の発展のために必要な決断をしていくことが責任だと思っています。

 辞める、辞めないということを軽々に言うつもりはありません。ただ、いま1パーセントでも2パーセントでもベスト16に入れる可能性があります。その可能性を上げるための選択をしたという風に私は考えており、それが私の責任だと思っています。それともうひとつ。技術委員会がまったく機能していなかったというのは、まったくそのようなことはありません。

 本当に彼らは必死になってこの代表チームをサポートし、どう改善していくかということをやっていたのは事実です。もちろん監督が主導的な立場にあり、監督主導でやっていたように思われますが、そのサポートをしっかりやってきているのを私はよく見てきたので、まったく機能していなかったかについては、僕は当たっていないと思っています。
 そして、先ほどのベスト16突破を出来た、出来なかったのかという責任については、やはりその都度考えないといけないことだと思います。みなさんが誰かが辞めれば済むのか、そういう問題かどうかも含めて私は考えていくつもりでいます。

 ただ、その責任ということを恐れて何もしないのではなく、私はその責任をまっとうするのがいまの状況で少しでも可能性を考えてやっていく。その決断をしたのが責任だと思っています。
 
——ハリル監督の2段階で発表していくとおっしゃっていたことも今後変わっていくという認識でよいですか。
 
田嶋 大筋の日程を変えるというのは、もともとのタイムリミットがあって決めていることですから、変えるつもりはありません。ただ今後どうするのか、国内最終戦が終わってから23人にするのか、向こうに連れて行ってからまた落とすのか、そういうことについてはまた木曜日に分かれば、そこで皆さんにお伝えしていきたいと思います。
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