【会見全文|後編】日本協会の任命責任、選手側からの意見。田嶋会長の回答は…

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年04月10日

田嶋会長によれば、12月にもハリルホジッチ前監督の進退問題が…

E-1選手権の韓国戦は1-4で大敗。その結果を受け、ハリルホジッチ前監督の処遇について話し合われたという。(C) SOCCERDIGEST

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——コミュニケーションの話をされていましたが、コミュニケーションや信頼関係は欧州遠征の前からないような気がしていて、何か月も前から薄れているような気がしていました。その間を取り持つ西野さんにも責任があると思いますので、監督をするというのは何か違うような気もするのですが。
 
田嶋 皆さんは一部の選手からコミュニケーション不足のことを聞き、そうおっしゃっているのだと思います。一部の選手からそういう意見が出ていたのは把握していますし、全体のところでどうだったのかを把握しながらやっていました。

 年末にはE-1選手権(東アジア選手権)の韓国戦で大敗をしました。その後に我々は議論をして多くの情報を得ました。監督を代えるリスクや、もし代えるとするなら誰が監督をするべきなのか。誰がやったら一番いいのかという議論をした結果、その当時は継続ということになりました。
 西野さんはそのなかでハリルホジッチ監督を最後までサポートをしてくれました。最後までサポートする。いわゆるロイヤリティーがあったからこそ監督に任命しました。(西野氏のことで)よく話を聞くのは、例えばチーム内で足を引っ張るのではなく、技術委員長としてチームを最後までサポートすることに徹してくれていたということでした。

 協会の努力に関しては選手とも話し合いの場を持ちました。ただ、それは協会がやると言うよりは、技術委員長が本来やるべきであって、選手も直接言うべきだと分かっています。

 外部と私でどっちが情報を知っているのかというのはありますが、それに関してはやはり本当に私はみんなが努力したと認識しています。ただ、残念ながら最後まで改善できなかったので、このような結果になったと思っています。
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