FC今治でのラストシーズンに懸けた想いの丈を激白! 元日本代表の山田卓也が引退を表明…

カテゴリ:Jリーグ

小須田泰二

2017年11月23日

「自分の両足は、よく走り続けてくれたし、よく蹴り続けてくれた」

こけら落としのヴェルスパ大分戦後の集合写真。山田の今季リーグ戦出場は「0」に終わったが、このスタジアムで引退試合を行なう予定だ。写真:小須田泰二

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 元日本代表プレーヤーにして、J1、J2、JFL、そして海外と、あらゆるカテゴリーやリーグでプレーしてきた。プロ選手として、あらゆる経験を積んできて、あらゆる人間とも関わってきた。残念ながら、この3か月間で、ピッチ上において見本を示すことはできなかったが、山田卓也がチームに存在するというだけで、その影響力は計り知れないものがあったに違いない。FC今治でのセカンドチャンスにして、サッカー選手としてのラストチャンス。並々ならぬ思いを持って臨んだ3か月を終えた今、山田はなにを思うのか。
 
「自分の両足は、よく走り続けてくれたし、よく蹴り続けてくれたなと、いまは感謝している。もちろん所属クラブ、各クラブのサポーター、そのほか支えてくれた家族友人、サッカーボールでつながったすべての仲間にお礼を言いたい。さまざまな経験をし、自分を磨き続けることができた。この素晴らしい経験をさせてくれたサッカーという競技にも、心からありがとうと伝えたい」
 
 21年間におよぶ長き現役生活にピリオドを打った山田。今後の去就については未定だが、FC今治で引退試合を実施することは考えている。現役生活最後のシーズンで目標としていた新スタジアムのピッチで大好きなサッカーをプレーする。3か月前に心に誓っていた“最後の夢”を実現させ、そこで応援してくれたファンに対し、プレースタイル同様、熱いメッセージを伝えることになる。
 
取材・構成●小須田泰二(フリーライター)
 
■プロフィール
山田卓也
やまだ・たくや/1974年8月24日生まれ、東京都出身。177センチ・80キロ。桐蔭学園高、駒澤大卒業後、東京V入り。その後、C大阪、横浜FC、鳥栖、タンパベイ(アメリカ)、FC今治、奈良クラブでプレー。プロ生活21年目を迎えた今年8月にFC今治に再入団した。J1通算274試合23得点。日本代表Aマッチ4試合出場。主なポジションはセンターバック、ボランチ、サイドバック。
山田卓也オフィシャルブログhttp://www.diamondblog.jp/official/yamataku/
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