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【現役主審に問う|西村雄一×岩政大樹 #1】判定を間違えたら審判はどうする?「死ね」発言騒動がひとつの契機に

カテゴリ:Jリーグ

岩政大樹

2017年07月18日

「判断できなかった時には、正直に伝えたほうがいい」(西村氏)

主審も人間。間違った時には素直に伝えればいい、と西村氏は言う。(C)SOCCER DIGEST

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西村 選手は鋭いので、なんとなく吹かれた笛には「違うんじゃないの?」と言いたくなるはずです。レフェリーは、しっかり見極め判定を下すのが最低限ですが、見えなくて判断できなかった場合は「申し訳ない。見えなかった」と正直に伝えたほうが理解していただけるかもしれない。岩政さんも、そのほうが納得できませんか?
 
岩政 そうなんです。そのほうが納得できます。西村さんは試合中に「今のは分からなかった。ごめん!」みたいなことをおっしゃられますよね。経験が浅いレフェリーは、謝るのは難しいものですか?
 
西村 判断をする責任感から、頑なに貫いてしまうケースもあります。自分にも同じような経験がありました。レフェリーはいろんなミスから、改善策を考えて成長していきます。私自身も関東大学リーグなどでの経験が、今のレフェリングに礎になっています。
人間どうしてもミスはあります。それを選手に受け入れてもらえるかどうか。判断できなかった時には、正直に伝えたほうがいいのではないかと思っています。
 
<<#2に続く|19日朝公開予定です>>
 
【プロフィール】
西村雄一(にしむら・ゆういち)/1972年4月17日、東京都出身。1999年に一級審判員として登録され、2004年からスペシャルレフェリー(現・プロフェッショナルレフェリー)に。2010年の南アフリカ・ワールドカップ決勝の第4審判、2014年のブラジル・ワールドカップでは、開幕戦で主審を務めた。2014年まで国際審判員として活躍し、現在はJリーグで笛を吹いている。
 
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。
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