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【セルジオ越後】「レアルに善戦」で満足しちゃいけない。鹿島に与えられた宿題は、来季のACL優勝だ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年12月19日

ビデオ判定の制度には疑問を持たざるを得ない。

なぜビデオ判定を用いなかったのが疑問が残る。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 最後に少し、レフェリーについても触れておこう。みんなも感じているだろうけど、決勝の89分のセルヒオ・ラモスに対する判定は、明らかに違和感があった。カウンターに移ろうとした金崎を、ファウルで止めたプレーに対する判定のことだ。
 
 多くの人たちが感じたと思うけど、あのプレーは警告を出されてもおかしくないものだったと僕も思っている。でも、主審はカードを出さず、今大会から導入されたビデオ判定も使われなかった。不思議なものだよね。あのプレーに対して、主審だけでなく、ビデオ判定をするひとたちも警告に相当すると思わなかったんだ。
 
 セルヒオ・ラモスのプレーに対して主審は笛を吹き、胸ポケットに手を持って行った。あの動作を見る限り、カードを出そうとしたのだと思う。でも結局、口頭での注意だけだった。セルヒオ・ラモスはすでに警告を受けていたから、次にカードをもらえば退場という状況。だから、アントラーズの選手たちは執拗に抗議していたんだ。
 
 そんな大事な場面なのに、ビデオ判定を使わないのはなぜなんだろう。準決勝ではビデオ判定でアントラーズにPKが与えられ、そのPKによるゴールが試合の行方を大きく左右した。でも、決勝では退場かもしれない重要な場面で、なんのアクションもなかったんだ。
 
 ビデオ判定のシステムについて詳しくは知らないから、もしかしたら主審とビデオ判定をするひととの間では、なんらかのやり取りがあったのかもしれない。でも、選手や観客にその説明がなければ、なんのアクションもなかったと思われても仕方ないよね。

 ある場面ではビデオ判定を使う、ある場面では使わない、では不公平。選手や監督はもちろん、ファン・サポーターから不満が出てもおかしくないよ。
 
 今大会の結果だけを見れば、ビデオ判定の制度には疑問を持たざるを得ない。最新技術の導入は、ゴールラインを越えたかどうかを判別するシステムだけでいいのかもしれないね。

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