【J1採点&寸評】大宮×鳥栖|大宮は運動量が落ちた相手にトドメを刺せず

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年09月25日

鳥栖――PK獲得と先制弾で富山が古巣に強烈な恩返し。

30 福田晃斗 6
自分の役割をしっかりと理解しているパフォーマンスだった。インサイドハーフとして、潤滑油的な働きを披露。大きく目立たないながらも、アタックの際もディフェンスの際も気の利いた場所にいた。
 
24 鎌田大地 5.5(63分OUT)
大宮のコンパクトな陣形と素早い寄せに、これといった足跡は残せず。それでもボールを受けるセンスは抜群で、ゴールとはならなかったが、34分には富山に惚れ惚れするようなパスを通してみせた。
 
FW
18 富山貴光 6.5(78分OUT)
34分に鎌田からもらったパスを得点につなげられなかったのはマイナス点。しかし、PKを獲得した相手のボールを掻っ攫う動きは“らしく”、古巣の圧力を目の前にしても慌てずに先制点をゲットしたのも高評価。
 
25 早坂良太 5.5(67分OUT)
鎌田、富山と連動しながらボールを収めてゴールに迫る。 シュートは前半の1本のみと時間の経過とともに徐々に存在感は薄れていき、ボールを保持されたことも手伝って、終盤はこれといった仕事なし。
 
交代出場
39 岡田翔平 5.5(63分IN)
全体の動きが鈍化したために、攻撃を活性化させる存在として63分に投入された。その采配に応えてチャンスを作りはしたものの、インパクトを与えたかと言えば……。キレ自体はあったので、次戦に期待。
 
22 池田 圭 -(78分IN)
運動量の落ちた富山に代わって、78分からピッチに送り出される。たまに見せたカウンターでボールにタッチしたが、主に守備で相手のパスの出しどころを限定するために走り回った。
 
監督代行
ブルーノ・コンカ 5.5
フィッカデンティの不在をなんとか乗り切る。事情はあるにせよ、天皇杯の疲労で運動量が落ちた選手を助けるための交代枠をひとつ残したのには疑問符が。プランが少し曖昧だった。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

9月21日発売号のサッカーダイジェストの特集は「日本はワールドカップに辿り着けるのか」。ハリルジャパンの危機説を、「本当に日本は弱くなかったのか?」など“10の論点”から検証します。ルーツ探訪では小林祐希選手が登場。

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