【J1採点&寸評】大宮×鳥栖|大宮は運動量が落ちた相手にトドメを刺せず

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年09月25日

鳥栖――耐えて、耐えて、敵地でしっかり勝点1。

【警告】大宮=なし 鳥栖=キム・ミヌ(45+1分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】家長昭博(大宮)

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【鳥栖|採点・寸評】
鳥栖 5.5
幸先よく大宮ゴールを陥れたものの、その後は天皇杯の疲れもあってか運動量が低下。主導権を握られる展開に、低い位置に守備ラインを設定して耐えたが58分に同点とされてしまう。ただ、敵地でしっかり勝点1を獲得した。
 
GK
33 林 彰洋 6.5
金澤の強烈ミドルを弾き出すも、そこに家長が……。ただ、58分の失点シーン以外は“守護神”の呼び名に相応しい活躍を見せる。90分にループシュートをビッグセーブすると、90+2分にも果敢な飛び出しからヘッドでピンチを回避した。
 
DF
8 藤田優人 5.5
悪くはないが、良くはない。疲労の溜まるチームにあって精力的なプレーをしていたが、後半は守備優先の戦術で、サイドを疾走して相手にプレッシャーを与える機会も少なく。逆に泉澤のドリブルに翻弄されてしまった。
 
5 キム・ミンヒョク 6
相棒の谷口と適度な距離感を保ちつつ、ピンチになりそうと思えばカバーを信じて激しく寄せた。しっかりとコミュニケーションを取れていることが外から見ているとよく分かる。チーム全体の足が止まってから林に救われた。
 
29 谷口博之 6
押し込まれてしまったが、最終ラインをしっかりと統率して守備崩壊を防ぐ。迅速な判断と的確なコーチングでコンパクトな陣形を保ち続けた。最終盤はバタバタしてしまったが、失点シーンも含めて良く戦っていた。
 
23 吉田 豊 5.5
高い位置取りをする奥井に終始押されて、サイドを制圧されてしまう。時折、サイドを全力で駆け上がるシーンを確認できたが、全体的な出来としては及第点に届かず。ただ、馬力は立派だった。
 
MF
10 キム・ミヌ 5.5
労を惜しまぬ動きと身体を張ったプレーで、守備面ではチームの力に。ただし、攻撃面では何度もあったチャンスを生かせず。能力と求められていることを考えると「物足りない」と言わざるを得ないだろう。
 
14 高橋義希 6
アンカーとして攻守にバランスを取り、特に前からのプレスが効いている時間帯はポジショニングの妙が光った。自陣で多くの時間を過ごした後半も懸命にスペースを埋め続け、鳥栖の粘り強さを象徴していた。
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