【J1採点&寸評】大宮×鳥栖|大宮は運動量が落ちた相手にトドメを刺せず

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年09月25日

大宮――“違い”を作り出した家長をMOMに選出。

39 泉澤 仁 6.5(75分OUT)
前半こそ会場を盛り上げるシーンはほとんどなかったが、後半は一変。縦に切り裂いてのクロス、内に切り込んでのシュートと見せ場を作った。家長とのパス交換も昨季の輝きそのままで、調子を上げてきた印象だ。
 
7 江坂 任 6.5(85分OUT)
守備では献身的にボールを追いかけ、サイドを何度も上下動。攻撃では空いたスペースに入り込んでボールを足もとに上手く収め、基準点となった。また、フリーランで相手守備陣を攪乱し、パス回しでも良い連携を見せた。
 
FW 
8 ドラガン・ムルジャ 5.5(75分OUT)
45分、51分、56分とクロスに対してゴール前に飛び込むがボールにタッチできず。「あわやのポジションにきっちりいる」とも言えるが、ストライカーはゴールという結果を出してこそだ。
 
41 家長昭博 6.5  MAN OF THE MATCH
走ってもボールが出てこないシーンが多々あり、イライラを溜めたようにも。しかし、ボールを持てば“違い”を作れる千両役者として躍動。90分にはループシュートでゴールを脅かし、その想像力で試合を支配した。
 
交代出場
14 清水慎太郎 6(75分IN)
最前線でパスを収めるだけでなく、左サイドに開いて積極的な仕掛けからクロスを供給した。アディショナルタイムを含めて20分に満たないプレーだったが、身体のキレは相変わらず良く、アピールに成功。
 
9 ネイツ・ペチュニク 5.5(75分IN)
攻撃面の高さと強さ、守備面の諦めずにボールを追う姿勢を買われて投入される。ただ、同時に入った清水と比べて躍動感が足らず、ポジション確保はやはり遠い道のりになりそう。目に見える結果がリーグ戦でもほしいところ。
 
16 マテウス -(85分IN)
勝点3を獲得するために局面を打破できるジョーカーとしてピッチに。その期待に応えられず、またボールを奪われはしなかったものの、自陣深くで簡単にボールを離さずドリブルする姿は肝を冷やす。
 
監督
渋谷洋樹 6
1点を追いかけるパワーが必要な展開となっても焦れずに、トレーニングで落とし込んだ相手の急所を的確に突く戦法に選手たちを従事させる。勝利にはつながらなかったが、交代カードの切り方も及第点だ。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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