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金田喜稔がブラジル戦を斬る!「"とにかく耐える"のが日本のコンセプト。その共通理解が進まなければ、無理にOAを起用しなくても良い」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年07月31日

「ナイジェリア戦のテーマは失点しないこと。前半の15分程度をしのげば、ペースは日本に移ってくる」

攻撃のキーマンのひとりである中島(10番)。彼を左MFに置いて起点を作りたい。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 いずれにせよ、初戦のナイジェリア戦がもっとも大事なのは前述のとおり。メンタル面・フィジカル面ともにコンディションをきっちりと仕上げていきたい。
 
 ナイジェリア戦のテーマは、まず失点しないこと。前半の15分程度をしのげば、おそらく試合のペースは徐々に日本に移ってくる。そこで攻撃の形を作り出し、相手に脅威を与えられれば、勝機が見えてくるはずだ。
 
 攻撃の形を作るという面で言えば、キーマンになるのは大島、中島、矢島、あるいは南野あたりだろう。ブラジル戦では押し込まれて攻撃に絡めなかったが、ナイジェリア戦ではなんとか高い位置まで進出して起点になりたい。
 
 大島は周りが見えるし、速いパス回しで相手の守備陣系が整わないうちに前線にパスを届けることができる選手だ。中島と矢島、南野は、素早く攻守を切り替えて、サイドで起点を作ることができる。
 
 相手のボールを奪ったら大島を経由して両サイドに展開し、中島や矢島、南野が起点になって両SBの攻撃参加を促す。守備に追われて苦しいなかでも、こうした形を数多く作っていければ日本に流れが来る。
 
 ブラジル戦では中島がトップ下に入っていたが、興梠との連係でなにか仕掛けようという意図は感じなかった。であれば、中島を左に置き、アジア予選と同じようにサイドで起点を作らせるのもひとつの手だ。
 
 その際は、システムを4-4-2にし、興梠と浅野に2トップを組ませれば縦に速い攻撃のバリエーションも広がる。スピードのある浅野はもちろん、興梠も裏のスペースに抜け出すのが上手い。前線に起点を作れる機会は、自ずと増えるだろう。

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