【J1採点&寸評】大宮×新潟|見事な逆転劇で、新潟が第1ステージに続いて勝利を掴む

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年07月24日

新潟――伊藤の働きが“ゴールが遠い”雰囲気を吹き飛ばす。

伊藤と野津田のゴールで第2ステージ初勝利を掴んだ新潟。小気味良くパスを回し、自分たちのサッカーを表現できていたのも今後への好材料だろう。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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8 レオ・シルバ 7
サッカーを知らない人が見ても、一目で“違う”ことが分かる。密集地でもひとり余裕ある動きで詰めてきたDFを翻弄するとともに、一度相手ボールになれば猟犬の如くボールをハント。影のMOMだ。
 
9 山崎亮平 6(54分OUT)
キレキレだった渡部とのマッチアップは押され気味で、持ち味の突破力を最大限には活かせなかった。だが、ボールを持てばワクワクさせてくれるのは確かで、少なくないチャンスを創出していた。
 
FW
18 成岡 翔 5.5(65分OUT)
他の選手たちが良かっただけに、ひとり蚊帳の外だった感は否めない。慣れない最前線での起用だったというエクスキューズはあるが、今日の出来では次節のスタメンは確約されないはずだ。
 
交代出場
19 鈴木武蔵 6(54分IN)
サイドハーフとして、スピードを存分に活かした裏への抜け出しで大宮の最終ラインに襲い掛かる。サボらないチェイシングも好印象。ピッチにいたのは40分弱ながら、もうひと皮剥けそうな空気を纏っていた。
 
17 伊藤優汰 7(65分IN) MAN OF THE MATCH
途中出場するや、1分後に右サイドを抉ってR・シルバの同点ゴールを生む。「ミスが多かった」と反省するものの、ボールを持てば大宮にとって十二分に脅威で、スタジアムの雰囲気を一変させたことも含めてMOMに選出した。
 
11 指宿洋史 -(76分IN
負傷したR・シルバと交代。最前線で基準点となるべく身体を張り、要求通りにボールを収め、叩いた。また、ハイボールに対しては長身を活かして強さを発揮。相手のセットプレー時にも武器となっていた。
 
監督
吉田達磨 6.5
伊藤の投入など、流れが停滞すると見るやカードを次々に切って第2ステージ初勝利。思い描いたパスサッカーをアウェーで体現させた手腕も含めて、今日の試合は「してやったり」だった。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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