【J1採点&寸評】大宮×新潟|見事な逆転劇で、新潟が第1ステージに続いて勝利を掴む

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2016年07月24日

大宮――展開を変える策なし。選手交代も有効な手を打てずに…。

咄嗟の判断でバイシクル気味にゴールを狙った清水。しかし、新潟GKの守田の好守に合って、同点弾とはならなかった。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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17 横谷 繁 6(87分OUT)
ボールサイドに顔を出してパスを受け、左右に配球して攻撃のリズムを作ろうとボランチの位置で奮闘。ただし、なかなかポゼッションできない展開だっただけに、効果的な配球は少なかった。
 
16 マテウス 5
前節でゴールを決めた影響か、行くシーンと待つシーンの判断が甘く見えた。守備の枚数が揃っているところに無理に突っ込んでボールロストしては、悪いほうへのアピールにしかならないだろう。
 
39 泉澤 仁 5(76分OUT)
得意のドリブルでスタジアムを沸かせたのは片手で数えられるほど。逆に守備では味方の足を引っ張るような場面も。敵陣深くのサイドでボールを持った時に限り脅威となったが、それ以外の局面ではインパクトが薄かった。
 
FW
7 江坂 任 5.5
ラッキーな形で先制点をゲット。前節の“さいたまダービー”から2試合連続弾となった。しかし、それ以外ではチェイシングや球際での競り合いで身体を張ったが、期待されたようなプレーはほぼなかった。
 
9 ネイツ・ペチュニク 5(64分OUT)
相手ボールの際には懸命に走って相変わらずの献身性を示す。ただし、ボールの収まりは良いとは言えず、FWとして決定機逸も見逃せない。助っ人としては物足りないパフォーマンスに終始した。
 
交代出場
14 清水慎太郎 5.5(64分IN)
終盤にはバイシクル気味のシュートを放つも守田のビッグセーブにあって、救世主とはなれず。それ以外では印象に残るプレーをできたわけではなく、黒崎監督代行の期待に応えられなかった。
 
10 岩上祐三 -(76分IN)
ロングスローからチャンスを作ったが、攻守で存在感はほとんどなかった。こういう試合の途中出場でインパクトを残せなくては、ボランチでポジションを取り戻すのは難しいかもしれない。
 
15 大山啓輔 -(87分IN)
1点を追いかける難しい展開のなかで最後のカードとしてピッチに立つも、ボールへの絡みは少なく。テクニックを有してはいるが、それを使用するための機会がなく、チームに推進力を与えられなかった。
 
監督
黒崎久志 5
前半から押し込まれた流れを、ハーフタイムを挟んでもまったく変えられず。有効な策を選手たちに授けることができなかった。選手交代も有効だったとは言えず、監督代行としてほろ苦さを味わった。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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