「僕を大人にしてくれた人たちに感謝」

熊澤和希(くまさわ・かずき)/2001年1月13日生まれ、神奈川県出身。180センチ・74キロ。経歴:SSC―FC厚木DREAMS―流通経済大付属柏高―流通経済大。今年9月1日に柏内定が発表。「様々な経験をして成長した姿で柏レイソルの勝利のためにプレーし、貢献したいと思っています」。写真:安藤隆人
短所を克服し、何でもできる長所を磨いた結果、熊澤は柏入りを掴み取った。初めて柏の練習に参加した際、ネルシーニョ監督から高い評価を受けたのは守備面だった。
「個人的に僕はレイソルのサッカーが好きで、理由はアグレッシブな攻撃スタイルもそうですが、【3-5-2】の中盤の守備が肝になると感じたので、今の自分のプレースタイルにぴったりだと思ったし、そのなかで自分がどれだけできるのか力試しもしたいと思ったんです。実際に練習参加をしてみて、ネルシーニョ監督が『ボールに行く能力だったり、奪い切れる能力がある』と言ってくれたんです。それは僕が大学に入って成長を実感できた部分だったので、本当に嬉しかった」
練習参加から1週間後にオファーが届いた。「率直に嬉しかった」と熊澤は即決で柏入りを決断した。
「レイソルのサッカーで最初に感じたのは『楽しい』ですね。固定された動きだけではなくて、流動的に動いて攻撃に加わっていくスタイルで本当に楽しかったんです。それに柏は高校時代にお世話になった大切な場所だったので、柏に戻るという感覚を持てたことも大きかったです」
「個人的に僕はレイソルのサッカーが好きで、理由はアグレッシブな攻撃スタイルもそうですが、【3-5-2】の中盤の守備が肝になると感じたので、今の自分のプレースタイルにぴったりだと思ったし、そのなかで自分がどれだけできるのか力試しもしたいと思ったんです。実際に練習参加をしてみて、ネルシーニョ監督が『ボールに行く能力だったり、奪い切れる能力がある』と言ってくれたんです。それは僕が大学に入って成長を実感できた部分だったので、本当に嬉しかった」
練習参加から1週間後にオファーが届いた。「率直に嬉しかった」と熊澤は即決で柏入りを決断した。
「レイソルのサッカーで最初に感じたのは『楽しい』ですね。固定された動きだけではなくて、流動的に動いて攻撃に加わっていくスタイルで本当に楽しかったんです。それに柏は高校時代にお世話になった大切な場所だったので、柏に戻るという感覚を持てたことも大きかったです」
4年越しの思いは結実した。しかし、これがゴールではない。
「大学にいる時間のなかでもっと成長して、キャプテンとしてお世話になった大学に結果をもたらしてから、レイソルで1年目からレギュラーとして活躍できるようにしたい」
すでにJ1で主軸になっている伊藤や満田、佐々木、コンスタントに出番を掴んでいる菊地や宮本のように、プロの舞台で活躍する選手になれるように。何より「ずっと一緒にやってきた仲だったので意識はします」と口にする、鹿島で不動の存在となった関川という、良きライバルであり、常に自分の先を走っている仲間と同じ舞台に立って真っ向から戦えるようになるために。熊澤は今、この瞬間を大切に前へ進む。
最後に、改めてこれまでの自分についてどう感じているのかを訊いてみた。すると、笑顔でこう口にした。
「今思うと高校時代までの僕は尖っていましたね。その結果、周りの言うことに対して、自分が勝手にシャットアウトしてしまっていた。でも、大学に入ってようやくその言葉を素直に受け止められるようになった。いろんな意味で大人になりましたね。もし運良く高卒プロになっていたら、人間性の面でつまずいて活躍できなかったと思います。だからこそ、僕を大人にしてくれた、これまで携わってくれた人たちに感謝しながら、プロの世界で活躍できる存在になりたいです」
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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最後に、改めてこれまでの自分についてどう感じているのかを訊いてみた。すると、笑顔でこう口にした。
「今思うと高校時代までの僕は尖っていましたね。その結果、周りの言うことに対して、自分が勝手にシャットアウトしてしまっていた。でも、大学に入ってようやくその言葉を素直に受け止められるようになった。いろんな意味で大人になりましたね。もし運良く高卒プロになっていたら、人間性の面でつまずいて活躍できなかったと思います。だからこそ、僕を大人にしてくれた、これまで携わってくれた人たちに感謝しながら、プロの世界で活躍できる存在になりたいです」
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