「選手権で優勝した後、小嶺先生に怒鳴られて…」指導者に転身した平山相太がいま振り返る高校時代と理想とするFW像

カテゴリ:特集

長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年10月21日

「理想とするFW像は『なぜか、そこにいる』という選手」

現役時代はFC東京、仙台でプレー。指導者として、どのようなFWを育て上げるのだろうか。写真:サッカーダイジェスト

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「試合を見る時も、現役の時はボールをずっと追いかけていましたね」

 指導者となってサッカー観も大きく変わったという。これまで意識して見ることができなかった部分にも目が届くようになり、試合の捉え方も変わった。そして、元ストライカーだからこそ、見えてくる部分もある。平山はいかなる選手をつくり上げていこうと考えているのだろうか。

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 現役時代はFWだったので、基本的にゴールを取るためにディフェンスのスペースだったり、味方と敵の状況を見てどう動くか考えたりすることはありましたけど、相手が攻撃や守備でどんなことをしたいのか、というのはあまり意識できていなかったかもしれません。今は相手にどういう狙いがあるのかを見るし、ボールがないところをよく見るようになりましたね。ボールがないところで何が起きているのか、オン・ザ・ボールの前に何が起きているのか、何が起きようとしているのかというのをよく見ます。

 FWとしてもどうやって点を取るのか、取らせるのか、という部分は現役の時より見えるようになったし、考えるようになりました。選手にも自分のFWの経験で、あのポイントにこういうタイミングで行けば点が取れる可能性が高いというのが分かるので、そこは伝えるようにしています。

 理想とするFW像は『なぜか、そこにいる』という選手。自分で突破したり、スピードが物凄くある選手は、本人が持つ才能の部分が大きいですが、それ以外のところで、なぜかそこにいてゴールを決める。いつも一番いいポジションにいるよね、っていうFWを育てられたらいいですね。もちろん、高さやスピードという特徴がある選手も、そういう自分の長所を伸ばそうとする意欲があるので、じゃあその特徴をどうやって発揮するのか、というところにアプローチしていきたい。

 ただ、やっぱり自分が指導者をやっていくうえでの哲学としては、サッカーの技術・戦術といった競技面を向上させるのと同時に、人間力を向上させられる教育者でもありたいと思っています。自分も現役時代に、日本代表でずっと活躍している選手や海外で活躍している選手を見てきた中で、そうした選手の人間力、人間性というものはやはり素晴らしかった。小嶺先生もそうでしたが、やはりただサッカーが上手いだけではない、人間性も伴った選手を育てていきたい。やっぱり最後はそういう選手が、頼られると思いますからね。

構成●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)

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平山氏が今後出演予定のYouTubeチャンネル「虎の語」では、言葉をテーマとした動画を続々公開中。アスリートや名将、タレントや文化人などさまざまな分野で勝負してきた「虎」たちが人生の道標となる言葉、「虎ノ語」を伝承する。
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