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【喜熨斗勝史の欧州戦記|第6回】コロナ禍でも“サッカーを回し始めた”ヨーロッパ各国。腹の底から叫ぶサポーターには迫力が

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェスト編集部

2021年09月28日

10月の2試合も決して簡単なゲームにはならないと覚悟している

 最後に話をセルビア代表に戻します。10月の2試合も決して簡単なゲームにはならないと覚悟しています。

 ルクセンブルク戦のスタジアムは標高500~600メートル。同2780メートルにあるエクアドルのタディオ・オリンピコ・アタウアルパには及びませんが、人体に影響がないわけではありません。ジワっとくる重さは警戒しないといけないですし、ルクセンブルクは次戦で負ければワールドカップ出場の可能性が消滅するので必死で向かってくるでしょう。

 またホームでのアゼルバイジャン戦ですが、実は疲労というのはアウェーから母国に戻ってきた時に出る時があります。中2日の過密日程になるので、選手のコンディションマネジメントは考えなければなりません。最善と細心を尽くし、戦ってきます。

 では、また来月お会いしましょう。

――◆――◆――
 
PROFILE
喜熨斗勝史
きのし・かつひと/1964年10月6日生まれ、東京都出身。日本体育大卒業後に教員を経て、東京大学大学院に入学した勤勉化。プロキャリアはないが関東社会人リーグでプレーした経験がある。東京都高体連の地区選抜のコーチや監督を歴任したのち、1995年にベルマーレ平塚でプロの指導者キャリアをスタート。その後は様々なクラブでコーチやフィジカルコーチを歴任し、2004年からは三浦知良とパーソナルトレーナー契約を結んだ。08年に名古屋のフィジカルコーチに就任。ストイコビッチ監督の右腕として10年にはクラブ初のリーグ優勝に貢献した。その後は“ピクシー”が広州富力(中国)の指揮官に就任した15年夏には、ヘッドコーチとして入閣するなど、計11年半ほどストイコビッチ監督を支え続けている。
指導歴
95年6月~96年:平塚ユースフィジカルコーチ
97年~99年:平塚フィジカルコーチ
99年~02年:C大阪フィジカルコーチ
02年:浦和フィジカルコーチ
03年:大宮フィジカルコーチ
04年:尚美学園大ヘッドコーチ/東京YMCA社会体育保育専門学校監督/三浦知良パーソナルコーチ
05年:横浜FCコーチ
06年~08年:横浜FCフィジカルコーチ(チーフフィジカルディレクター)
08年~14年:名古屋フィジカルコーチ
14年~15年8月:名古屋コーチ
15年8月~:広州富力トップチームコーチ兼ユースアカデミーテクニカルディレクター
19年11月~12月:広州富力トップチーム監督代行
21年3月~: セルビア代表コンディショニングコーチ
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