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苦い思い出が甦る“中東での戦い”… 勝利が欲しい中国戦で森保ジャパンのキーマンとなる選手は?

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2021年09月07日

早くに現地入りしてコンディションがいい守田に期待大

 2列目の3枚は、トップ下が久保、右MFが堂安律、左MFは鎌田大地。久保と堂安の右サイド、中央でのつくり、コンビネーションは武器であるし、精度も高い。鎌田は「どこでもやれる」という自信を持っており、久保と共存ができれば、オプションとして効果的な一手になる。

 ボランチは、守田英正と遠藤航。
 守田はオマーン戦を見て、「ピリッとさせたいとは思います」と語っており、やるべきことが見えている。早くに現地入りし、コンディションが良さそうなので、期待大だ。

 ボランチから後ろのユニットは、個人的に韓国に勝った時のメンバーで十分戦えると思う。

 酒井宏樹が離脱した右サイドバックは、クロスの質が高く、堂安らとの絡みで攻撃を作れる山根視来。冨安健洋がセンターバックに戻り、左サイドバックは佐々木翔で勝負する。佐々木は、クロス対応など高さに強く、CBやGKにとってこれほど心強いものはない。攻撃も無理せず、人をうまく使うことに長けている。森保監督が信頼してメンバーに入れているのであれば、起用することでそのことを証明してほしい。

 ここに来て、少し心配なのは、森保監督だ。

 オマーン戦に敗れた後の記者会見は、かなりのショックが見て取れた。いつものはきはきした声ではなく、沈みがちで同じことを繰り返し、心が抜け落ちた感があった。カタールに来る際、気持ちは切り替えたようだが、プレッシャーは一段と大きくなっているはずだ。絶対に負けられない次の試合、嫌なムードが漂う中東の地だが、それを打ち破って勝てる監督でなければ、とてもW杯では勝ち抜けない。

 中国の棋風を読み、大胆に選手を起用し、勝点3を勝ち取るための手を打てるか。負けた後の次の一手が非常に注目される。

文●佐藤 俊(スポーツライター)
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