やりたいことができている幸せを噛み締めて。
東南アジアからJリーガーを誕生させるのはひとつの目標だが、それが最終ミッションではないと言う。
「日本人選手の欧州リーグへの移籍が進むなか、欧州はJリーグを見ている。つまり、Jリーグは世界への窓口としても機能している。それなら、東南アジアの選手にもチャンスはあるはずです」
東南アジアからJ経由で欧州へ――。木場はそれほどまでに東南アジアの可能性を信じている。
そうした流れが確立されれば、必然的に東南アジアのレベルも上がってくるはずで、「そうなれば日本のためにもなる。アジアで今以上に厳しい戦いができれば、日本もそれだけ逞しくなる」。つまるところ木場は、日本サッカーのさらなる強化を見据えているのだ。
時間のかかる作業である。前例のない取り組みだけに、手探り状態で道なき道を進んでいる。
それでも木場は充実した表情を見せる。
「やりたいことができていますし、地道に続けていることが、少しずつ形になってきている。自分たちで動いて、現地に足を運び、コミュニケーションをしっかり取ることで、信頼関係も築けている」
JDFA設立から5年目、現在の活動にやりがいをさらに強く感じているし、「スピード感はないですけど、ジワジワきていると思う」と自信を深めている。常に前へ前へと進んでいるから、不安になる暇もない。
そんな木場について、JDFAの広報PRを務める渡辺富士子は次のように語る。
「なにかを始めるにも、“自分がいる意味があるのか”をちゃんと考えてから行動しますね。確かに手探りではありますけど、人任せにしないで、自分たちでしっかり進めていこうとするタイプだと思います」
スタンスは現役時代と変わらない。「選手の時も、試合に出るためになにをするかを考えれば、いろんなことをやらなければならない。それは今も同じ。この仕事で生活していかなければならないから、そのためにはなにをすべきかを考えて、行動する。選手時代と変わらないですね」
好きなサッカーを通じて、やりたいことができている。そんな自分の境遇に感謝を忘れずに、木場は今も走り続けている。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
「日本人選手の欧州リーグへの移籍が進むなか、欧州はJリーグを見ている。つまり、Jリーグは世界への窓口としても機能している。それなら、東南アジアの選手にもチャンスはあるはずです」
東南アジアからJ経由で欧州へ――。木場はそれほどまでに東南アジアの可能性を信じている。
そうした流れが確立されれば、必然的に東南アジアのレベルも上がってくるはずで、「そうなれば日本のためにもなる。アジアで今以上に厳しい戦いができれば、日本もそれだけ逞しくなる」。つまるところ木場は、日本サッカーのさらなる強化を見据えているのだ。
時間のかかる作業である。前例のない取り組みだけに、手探り状態で道なき道を進んでいる。
それでも木場は充実した表情を見せる。
「やりたいことができていますし、地道に続けていることが、少しずつ形になってきている。自分たちで動いて、現地に足を運び、コミュニケーションをしっかり取ることで、信頼関係も築けている」
JDFA設立から5年目、現在の活動にやりがいをさらに強く感じているし、「スピード感はないですけど、ジワジワきていると思う」と自信を深めている。常に前へ前へと進んでいるから、不安になる暇もない。
そんな木場について、JDFAの広報PRを務める渡辺富士子は次のように語る。
「なにかを始めるにも、“自分がいる意味があるのか”をちゃんと考えてから行動しますね。確かに手探りではありますけど、人任せにしないで、自分たちでしっかり進めていこうとするタイプだと思います」
スタンスは現役時代と変わらない。「選手の時も、試合に出るためになにをするかを考えれば、いろんなことをやらなければならない。それは今も同じ。この仕事で生活していかなければならないから、そのためにはなにをすべきかを考えて、行動する。選手時代と変わらないですね」
好きなサッカーを通じて、やりたいことができている。そんな自分の境遇に感謝を忘れずに、木場は今も走り続けている。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)