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2連勝中の柏と今季無敗の川崎のバトルは両指揮官の采配がカギ! プロ分析官が注目の一戦を徹底展望!

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年08月13日

柏の敵陣での攻撃vs川崎の自陣での守備

柏が敵陣でボールを保持している際のマッチアップ図。

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 この局面で一番起こり得るケースとしては、CBから対角のロングボールが入って、三丸拡や高橋峻希が高い位置で受けた際、ここからどう効果的な展開に持ち込めるかでしょう。雨が降ってピッチコンディションがあまり良くなかった場合、繋ぐのではなくアーリークロスを積極的に入れて、ゴール前のエリアにどんどん仕掛けることをするはず。

 神戸戦では武藤がこのエリアから縦に抜け出して相手のサイドバックの裏を狙っていました。ただ上記の選択が狙いとしてあるならば、今節は彼もボックス内に走り込むかもしれません。

 それを踏まえれば、柏の両ウイングバックは川崎のウイングとサイドバックの間で受けることをしたいはずです。これだけ相手が引いて守るケースはないかもしれませんが、自陣でボールを奪っていち早く敵陣に進入し、相手の陣形が整っていない状況でアーリークロスを上げる。敵陣で時間を作るより、素早く仕掛けるのが狙いと見ます。

 対して川崎は、家長と長谷川が守備に戻ってきて4-5-1の形を作る状況はそんなになく、基本的に彼らは前向きに相手のCBにプレスをかけていきます。ではこの図の展開になってしまった場合にどうするかというと、インサイドハーフの脇坂泰斗と旗手がサイドに出ていく。その際に空いた中央のスペースは、ジョアン・シミッチがカバーします。
 
 大分戦でも同じような守備をしていて、当然継続していくはず。あまり家長や長谷川の守備の負担を多くしたくないということもあるでしょう。ただ、相手のアーリークロスのセカンドボールを拾いたいという中盤3人の考えもある。ここの連係は注目です。

 また、川崎はこの戦術を90分間続けることができるかどうかも試合展開に影響すると考えています。柏が長い時間押し込む展開にはならないかもしれませんが、中盤3人のスライドのスピードを持続できるかは大事なポイントになります。

 あとは当然、サイドからアーリークロスが上がってきた際、ゴール前の人数のかけ方が重要です。柏は真ん中にP・ハウルしかいない状態でもクロスをどんどん上げてくるので、それであれば2CBでも十分に対応はできますが、背後から武藤や、逆サイドから入ってくる選手がいた場合は、もっと多くの人数をゴール前に掛けたいところです。

 川崎からすると簡単にクロスを上げさせないことが第一。上げさせたとしてもしっかりはね返してセカンドボールを回収できれば、切り抜けられる可能性は高くなるでしょう。
 
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