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「非常事態時に東京五輪をやっている場合か」との意見もあるなか、村井チェアマンが自国開催で考えるスポーツの価値

カテゴリ:白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

サッカーダイジェスト編集部

2021年07月21日

いろんな人たちの支えがあってこその祭典

東京五輪の開会式に先駆け、なでしこジャパンは7月21日にカナダ代表と戦う。ミスを恐れず、堂々たるプレーを期待したい。/JMPA代表撮影

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 オリンピックそのものはスポーツの祭典と言われています。単なる競技成績を競い合うだけではなく、スポーツの価値を世界中に再発信する場でもありますよね。選手だけで大会が成立するわけではありません。ボランティア、観客、コーチングスタッフの方々をはじめ、いろんな人たちの支えがあってこその祭典です。「競技ができればいいでしょ」というような感覚になると、ちょっと私の中では違和感があります。

 4年に一度のオリンピックということでスポーツが良くも悪くも注目されていますが、スポーツそのものは日常的に、身近なところに存在しています。実際、近所の公園でジョギングしている方がいたり、芝生の上でストレッチをしている方がいたり、それは総じて“いつもの風景”なのです。
 
 少なくとも、「スポーツ=健康に被害をもたらすもの」では決してありません。できれば──。東京五輪を通じて、日常にスポーツがある幸せ、有難さを感じてもらいたいものです。コロナ禍で苦しい生活を強いられているなかでも、心に訴えるものがあるスポーツの価値を是非、再認識していきたいです。

<プロフィール>
村井 満(むらい・みつる)/1959年8月2日生まれ、埼玉県出身。浦和高在学中はGKとして冬の選手権予選にも出場した。早稲田大卒業後、リクルートに入社。そこで執行役員を務めるなどして、14年1月31日、大東和美氏のあとを受けて第5代Jリーグチェアマンに就任し、現在に至る。

取材・構成●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集長)

※本稿は、サッカーダイジェスト8月12日号に掲載された「J’sリーダー理論」の内容を加筆したもの。

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