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U-24日本代表、ホンジュラス戦で突き付けられた課題――梅雨明けの五輪本番で求められるマネージメント

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年07月13日

キャプテンの吉田も「中2日で試合が続くので、絶対に同じメンバーでは戦えない」と強調

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)から合流したばかりの瀬古歩夢(C大阪)の状態が上がってくれば穴埋めは可能なのだが、ACL組は三笘薫、旗手怜央(ともに川崎)含め調整が遅れており、フィットするのに少し時間がかかるかもしれない。そういったマイナス面も含めて、10日足らずで22人全員が戦える状態に仕上げるのは非常に高いハードルのようにも映る。

「僕的には(主力)メンバーが変わったことよりも、メンバーが変わる前からどんよりした雰囲気を出してしまったことが問題だなと。それが途中から出た選手に影響を与えてしまった」と堂安は自分たちがいい流れを作れなかったことを反省したが、「交代の数が多い分、落ち着かないところはあった」と吉田は終盤の不安定さを少なからず認めていた。森保監督にしても、今は主力中心のチームを固めることが最優先。サブ組を実戦で使う機会を多くは持てない。そこは急造チームで挑む五輪の難しさかもしれないが、6試合戦い抜くためにはターンオーバーは絶対に不可欠だ。
 
「中2日で試合が続くので、絶対に同じメンバーでは戦えない。いかに(新たに)入ってくる選手が違いを出せるかだと思います」と吉田も強調していた。その言葉をチーム全体が共有し、残された時間で選手層の底上げを図ること。22人全員が同じレベルで戦える戦術理解や連係向上に努めること。そこに注力することでメダルへの道は開ける。

取材・文●元川悦子(フリーライター)
 
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