悩ましいサイドバックの選択。森保監督の狙いは?
攻撃陣では、ガーナ戦、堂安に代わって食野が起用されたがもうひとつ。ジャマイカ戦も64分、久保に代わって出場したが、良さを十分に発揮できなかった。もう一人の候補である三好康児はジャマイカ戦、同じくもうひとつだった。旗手の存在が彼らの代表入りをより難しくしているが、今回は結果を出せなかったこともあり、状況的にはかなり厳しいかもしれない。
このチームで悩ましいのがサイドバックだ。
ガーナ戦では中山が左サイドバックで出場し、上田へのアシストも決めた。だが、中山は左サイドバックが本職ではない。彼自身も国際大会でのサイドバックとしての守備面、攻撃面ともに難しさを感じている。ガーナも日本の右サイド、日本の左サイドから攻撃するパターンが多かったが、メキシコやフランスら強豪チームからは攻撃のターゲットにされる危険性がある。
中山は、この世代でキャプテンを務めてきた。
だからといって確実に18名の登録メンバーに入れるかというと、それほど容易な話ではない。アテネ五輪では最終予選、チームをまとめてきた鈴木啓太が本大会のメンバーから落選している。当時、山本昌邦監督は本大会で勝つために非情な選択をしたのだが、今回もそういう可能性はゼロではないのだ。
ガーナ戦で中山に変わって入った古賀は左サイドバックが本職で、柏ではセンターバックとしてもプレーしていた。森保監督の信頼が厚い中山か、本職の古賀か。二人をメンバーに加えるのか。あるいは右サイドバックの酒井の控えとしてジャマイカ戦で途中出場を果たした橋岡大樹を選択するのか。ちなみに右サイドバックは冨安をスライドさせて、瀬古をセンターバックに入れれば最終ラインはかなり強固になる。
このチームで悩ましいのがサイドバックだ。
ガーナ戦では中山が左サイドバックで出場し、上田へのアシストも決めた。だが、中山は左サイドバックが本職ではない。彼自身も国際大会でのサイドバックとしての守備面、攻撃面ともに難しさを感じている。ガーナも日本の右サイド、日本の左サイドから攻撃するパターンが多かったが、メキシコやフランスら強豪チームからは攻撃のターゲットにされる危険性がある。
中山は、この世代でキャプテンを務めてきた。
だからといって確実に18名の登録メンバーに入れるかというと、それほど容易な話ではない。アテネ五輪では最終予選、チームをまとめてきた鈴木啓太が本大会のメンバーから落選している。当時、山本昌邦監督は本大会で勝つために非情な選択をしたのだが、今回もそういう可能性はゼロではないのだ。
ガーナ戦で中山に変わって入った古賀は左サイドバックが本職で、柏ではセンターバックとしてもプレーしていた。森保監督の信頼が厚い中山か、本職の古賀か。二人をメンバーに加えるのか。あるいは右サイドバックの酒井の控えとしてジャマイカ戦で途中出場を果たした橋岡大樹を選択するのか。ちなみに右サイドバックは冨安をスライドさせて、瀬古をセンターバックに入れれば最終ラインはかなり強固になる。
アルゼンチン戦の2試合、そして今回の3試合の選考マッチから18名の選出を考えると以下になるのではないだろうか。
GK:谷晃生、鈴木彩艶
DF:酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋、旗手玲央、瀬古歩夢、古賀太陽
MF:遠藤航、田中碧、板倉滉、堂安律、久保健英、相馬勇紀、三笘薫、中山雄太(三好康児)
FW:上田綺世、前田大然
このチームは、メダル獲得が義務付けられている。
OAに日本代表のDF二人、ボランチ一人とうしろに重心を置いた選択をしているのは、勝ちにいくというよりも負けない戦いを意識していることを示唆している。失点をしなければ負けないわけで、難敵が揃うグループリーグ突破を果たすための森保監督の狙いが見て取れる。
アトランタ五輪以降、どの五輪よりもプレッシャーが大きいだろうが、メンバーの顔触れは、シドニー五輪の時をも超える「史上最強」ともいえるメンバーになるだろう。
取材・文●佐藤 俊(スポーツライター)
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DF:酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋、旗手玲央、瀬古歩夢、古賀太陽
MF:遠藤航、田中碧、板倉滉、堂安律、久保健英、相馬勇紀、三笘薫、中山雄太(三好康児)
FW:上田綺世、前田大然
このチームは、メダル獲得が義務付けられている。
OAに日本代表のDF二人、ボランチ一人とうしろに重心を置いた選択をしているのは、勝ちにいくというよりも負けない戦いを意識していることを示唆している。失点をしなければ負けないわけで、難敵が揃うグループリーグ突破を果たすための森保監督の狙いが見て取れる。
アトランタ五輪以降、どの五輪よりもプレッシャーが大きいだろうが、メンバーの顔触れは、シドニー五輪の時をも超える「史上最強」ともいえるメンバーになるだろう。
取材・文●佐藤 俊(スポーツライター)
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