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どこよりも早い東京五輪メンバー18人予想! 6月シリーズ3試合の選手起用で見えた“優先順位”

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2021年06月12日

ガーナ戦のスタメン組に加え、鈴木、瀬古、板倉、三笘、旗手、前田の5名を加えると残りは…

ジャマイカ戦で先発した前田は持ち前のスピードを活かした突破力で健在を示した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 CBの控えとしては、ガーナ戦で冨安に代えて本職の町田浩樹ではなく、板倉を出したところにポイントがある。板倉はボランチも兼ねており、センターバックもサイドバックもできる。高レベルでのユーティリティ性を求めるチームにとっては非常に重要な存在だ。したがって、板倉はほぼ違いなくメンバー入りするだろう。

 また、冨安が怪我のために離脱したが、代わりに瀬古歩夢が招集された。

 ジャマイカ戦だけの状況でしかも町田がいるのでセンターバックの人数は足りているが、このタイミングでの招集は単なる追加招集とは考えにくい。もともと瀬古はアルゼンチン戦でも好プレーを見せており、評価が高かった。実際、ジャマイカ戦では後半から出場し、得意の精度の高いフィードを見せる機会はあまりなかったが守備は非常に安定していた。3バックに変更しても吉田、冨安、瀬古で対応できる。

 中2日の過密日程で決勝まで6試合を戦うことを考えると、センターバックが無傷でいられる可能性が少ない。冨安の怪我の状態が気になるが、万全ではないのであれば過密日程も考慮し、瀬古が選出される可能性が高い。

 MFは、三笘薫がメンバー入りするだろう。ジャマイカ戦ではスタメン出場し、58分、ドリブルから上田綺世に絶妙なスルーパスでアシストした。スタートはガーナ戦のように相馬になる可能性が高いが、板倉とともに選手交代のファーストチョイスになっていた。起用法は昨年の川崎フロンターレでのプレーのように相手の疲労度が増した後半やビハインドの展開でジョーカー的な役割を果たすことになるだろう。
 
 トップ下の久保は旗手玲央と交代した。旗手は登録こそ左サイドバックだが、もともと中盤の攻撃的な選手。中盤はどこでもプレーできるし、FWとしての役割も果たせる。本当の意味でポリバレントな能力を持っており、彼のような選手がひとりいると指揮官としては非常に心強い。

 FWは、上田と交代で入った前田大然が選出される可能性が高い。押された展開では、ロングボールで相手の背後を狙い、一発でゴールに繋げる攻撃が必要になる。ジャマイカ戦は追試となり、開始早々の決定機を外すなど結果を出せなかったが、ロンドン五輪で活躍した永井謙佑のように、裏へのパスからスピードで抜け出し、ゴールという攻撃ができるのは前田だけだ。

 ガーナ戦のスタメン組に加え、鈴木、瀬古、板倉、三笘、旗手、前田の5名を加えると残りは、2枠だ。
 
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