本山雅志は「マレーシアのサッカー界全体の手本となるようなビッグネーム」
サッカーに関わるようになって、マレーシアのサッカー界全体の手本となるようなビッグネームを探していました。そんなときに、先の牛島氏より本山選手が海外を含めて、2021年シーズンを現役で続けられるチームを探しているという話を伺いました。
ただ、いろんなところに声掛けもしたのですが、コロナ禍もあって、マレーシアに来て実際のプレーを見てもらう機会がなく、最終的に(マレーシアヤクルトが)メインスポンサーをやっているクランタン・ユナイテッドFCへ移籍の話を進めました。
本山選手曰く、一番最初にオファーを出したのが我々だったようで、「最初に声をかけてくれたから決めた」と言って頂きました。
それにともなって、クランタン・ユナイテッドFCは本山選手を中心としたチーム作りに着手しました。どんな素晴らしい選手であっても、監督との意思疎通ができないと活躍できないと思い、マレーシア・リーグ内にいた日本人監督(東山晃監督/昨季マレーシア・リーグ優秀監督賞候補にノミネート)や、二人の日本人DF(深井脩平/前ヴァンラーレ八戸、谷川由来/前クチン・シティ)も獲得し、本山選手を受け入れる環境が整いました。
実際にやはり本山選手の影響は大きく、マレーシア国内のみならず近隣諸国在住の在住日本人の方々からクランタン・ユナイテッドFCのホームスタジアム観戦の問い合わせを受けたり、マレーシア国内でもいくつかのチームからトレーニングマッチのお誘いがあったり。今はリーグ戦も無観客でやっていますが、それが解ければ多くのマレーシアサッカーファンや現地在住日本人がスタジアムに来てくれる可能性も感じています。
ただ、いろんなところに声掛けもしたのですが、コロナ禍もあって、マレーシアに来て実際のプレーを見てもらう機会がなく、最終的に(マレーシアヤクルトが)メインスポンサーをやっているクランタン・ユナイテッドFCへ移籍の話を進めました。
本山選手曰く、一番最初にオファーを出したのが我々だったようで、「最初に声をかけてくれたから決めた」と言って頂きました。
それにともなって、クランタン・ユナイテッドFCは本山選手を中心としたチーム作りに着手しました。どんな素晴らしい選手であっても、監督との意思疎通ができないと活躍できないと思い、マレーシア・リーグ内にいた日本人監督(東山晃監督/昨季マレーシア・リーグ優秀監督賞候補にノミネート)や、二人の日本人DF(深井脩平/前ヴァンラーレ八戸、谷川由来/前クチン・シティ)も獲得し、本山選手を受け入れる環境が整いました。
実際にやはり本山選手の影響は大きく、マレーシア国内のみならず近隣諸国在住の在住日本人の方々からクランタン・ユナイテッドFCのホームスタジアム観戦の問い合わせを受けたり、マレーシア国内でもいくつかのチームからトレーニングマッチのお誘いがあったり。今はリーグ戦も無観客でやっていますが、それが解ければ多くのマレーシアサッカーファンや現地在住日本人がスタジアムに来てくれる可能性も感じています。
実は本山選手ご自身がマレーシアに縁があることを気付かれてないのですが、ここに面白いエピソードがあります。1999年に行なわれたシドニーオリンピックのアジア地区予選でU-22日本代表は、U-22マレーシア代表とグループリーグで同居。当時20歳の本山選手は、国立競技場行なわれた一戦で、見事なドリブルからDF4人を抜いてそのままゴールを決めているんです。
その時にU-22マレーシア代表を率いていたマレーシア・サッカー協会会長は、当時パハン州皇太子で、現マレーシア国王のアブドゥラ国王なんです。現国王も国立競技場での本山さんの4人抜きゴールの記憶があるらしく、Mr. Motoyamaがマレーシアに来たことはご存知です。今はコロナ禍で謁見できませんが、いつか国王と約20年振りの再会ができることを願っています。
またプレー面でもやはり別格。本山選手の言動一つひとつからレベルの高さが伝わってきます。単純な話ですが、ボールタッチや多彩なパスであったり、間合いの取り方であったり、また練習への取り組み方であったり、チーム内外で大きな反響があります。
【動画】現地でも問合せ殺到!本山雅志Jリーグ時代の極上のテクニック集をお届け!
11試合を消化したリーグ戦でも出場時間を次第に増やしていて、リーグ2位の2アシストを記録するなど、チーム内での影響力も増しています。
実際の本山選手の活躍を目にしたマレーシア1部および2部リーグのクラブからも、「あの選手がMr. Motoyamaか、本当に41歳なのか? なぜ移籍の話があった時に、うちのチームにもっと強くプッシュしてくれなかったのか?」とリーグ内でも注目の選手のひとりとなっています。
サッカーはまだまだマレーシアはタイや、ベトナムに比べると対日本向けという意識は少なく、サッカーのマーケット自体も国内リーグや英プレミアリーグに向けられています。しかし、本山選手が今後マレーシアリーグで輝きを放ち、またハディ選手がJリーグで活躍していけば、マレーシアサッカーファンもクラブも、より日本に注目していく可能性が高まりそうです。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)
その時にU-22マレーシア代表を率いていたマレーシア・サッカー協会会長は、当時パハン州皇太子で、現マレーシア国王のアブドゥラ国王なんです。現国王も国立競技場での本山さんの4人抜きゴールの記憶があるらしく、Mr. Motoyamaがマレーシアに来たことはご存知です。今はコロナ禍で謁見できませんが、いつか国王と約20年振りの再会ができることを願っています。
またプレー面でもやはり別格。本山選手の言動一つひとつからレベルの高さが伝わってきます。単純な話ですが、ボールタッチや多彩なパスであったり、間合いの取り方であったり、また練習への取り組み方であったり、チーム内外で大きな反響があります。
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11試合を消化したリーグ戦でも出場時間を次第に増やしていて、リーグ2位の2アシストを記録するなど、チーム内での影響力も増しています。
実際の本山選手の活躍を目にしたマレーシア1部および2部リーグのクラブからも、「あの選手がMr. Motoyamaか、本当に41歳なのか? なぜ移籍の話があった時に、うちのチームにもっと強くプッシュしてくれなかったのか?」とリーグ内でも注目の選手のひとりとなっています。
サッカーはまだまだマレーシアはタイや、ベトナムに比べると対日本向けという意識は少なく、サッカーのマーケット自体も国内リーグや英プレミアリーグに向けられています。しかし、本山選手が今後マレーシアリーグで輝きを放ち、またハディ選手がJリーグで活躍していけば、マレーシアサッカーファンもクラブも、より日本に注目していく可能性が高まりそうです。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)