U-24代表では中山、田中碧が存在感を発揮
彼らA代表組に比べると、U-24代表組の中山雄太(ズヴォレ)の方が森保ジャパン経験は豊富。2020年10・11月の欧州遠征4試合でもコンスタントにプレーし、ボランチでも存在感を発揮している。現状では遠藤航、柴崎に続く位置にいると言っていいだろう。今回のU-24代表ではキャプテンとしてチームをリードし、4か月後に迫った東京五輪で金メダルに向かえる体制作りをすることが先決だが、最終予選以降は中山が軸のひとりになる可能性は大いにあるだろう。
2019年のE-1選手権(釜山)経験者の田中碧(川崎)と田中駿汰(札幌)も近未来のA代表ボランチ有力候補と目される。とりわけ昨季Jリーグベストイレブンの田中碧は凄まじい成長曲線を辿っていて、攻守両面でダイナミックさを発揮している。彼らに加えてセンターバックと両方をこなせる板倉滉(フローニンゲン)もいて、東京五輪世代のポテンシャルは高い。彼らが控えていることを考えると、今回A代表に呼ばれたボランチ陣は「ここでダメならもう先はない」というくらいの危機感を持って取り組む必要がある。
まずは日韓戦スタメンが濃厚と見られる守田が遠藤航と組んでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。その一挙手一投足を確実にチェックすることがサバイバルの第一歩だ。「ボランチの手薄感」を払拭するような仕事ぶりを大いに期待したい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
2019年のE-1選手権(釜山)経験者の田中碧(川崎)と田中駿汰(札幌)も近未来のA代表ボランチ有力候補と目される。とりわけ昨季Jリーグベストイレブンの田中碧は凄まじい成長曲線を辿っていて、攻守両面でダイナミックさを発揮している。彼らに加えてセンターバックと両方をこなせる板倉滉(フローニンゲン)もいて、東京五輪世代のポテンシャルは高い。彼らが控えていることを考えると、今回A代表に呼ばれたボランチ陣は「ここでダメならもう先はない」というくらいの危機感を持って取り組む必要がある。
まずは日韓戦スタメンが濃厚と見られる守田が遠藤航と組んでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。その一挙手一投足を確実にチェックすることがサバイバルの第一歩だ。「ボランチの手薄感」を払拭するような仕事ぶりを大いに期待したい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)