現状のファーストチョイスでは守田が優勢。川辺、稲垣が続くか
現状でファーストチョイスになりそうなのは、1月のポルトガル移籍後、10試合に出場してゴールも挙げるなど好結果を残している守田。もともとは遠藤と同じデュエルタイプだが、「ボランチだから点を決めなくていいというものではない」と攻撃姿勢をより鮮明にするようになったのは確かだ。
川崎で中村憲剛や大島僚太といった優れたプレーメーカーとともにプレーし、ゲームコントロールやパスの配球に磨きをかけてきたこともプラスに働くだろう。球際での勝ち負けが試合結果に直結する日韓戦だけに、彼くらいのタフさと激しさを持った選手と組んだ方が遠藤もベターではないか。韓国相手にある程度、戦えることが分かれば、守田が柴崎同等の序列に躍り出る可能性もある。それだけに、守田にとってもこのチャンスを逃がす手はないだろう。
川崎で中村憲剛や大島僚太といった優れたプレーメーカーとともにプレーし、ゲームコントロールやパスの配球に磨きをかけてきたこともプラスに働くだろう。球際での勝ち負けが試合結果に直結する日韓戦だけに、彼くらいのタフさと激しさを持った選手と組んだ方が遠藤もベターではないか。韓国相手にある程度、戦えることが分かれば、守田が柴崎同等の序列に躍り出る可能性もある。それだけに、守田にとってもこのチャンスを逃がす手はないだろう。
また、川辺も森保監督の広島時代の秘蔵っ子というアドバンテージがある。当時は出場機会を得られず、ジュビロ磐田にレンタルで赴き、3年間にわたりプレー。名波浩監督(解説者)や中村俊輔(横浜FC)といった歴代代表10番のテクニシャンから薫陶を受け、広島に復帰した。そこでベテラン・青山敏弘や今回呼ばれた稲垣祥から新たな刺激を受け、「点の取れるタフなボランチ」に飛躍した。年代別代表時代には南野拓実(リバプール)らとともに戦い、国際経験を積んできた点も武器と言っていい。こうした長所を生かして出番を得るところから始めたい。
出場機会を確保するという点では、稲垣と脇坂の追加招集組も同じ。森保監督は代表での実績や経験値を重んじる傾向が強く、新顔が簡単にピッチに立つケースは少ない。冨安健洋(ボローニャ)のように絶対的実力があればごぼう抜きもあり得るが、やはり今回は遠藤ら主力のレベルを体感し、自身のやるべきことを考え、練習から全力アピールしていくことが肝要だ。