【群馬】江坂や瀬川らに続く“出世頭”候補。26番を受け継ぐ長身FW一木立一に注目

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2021年02月26日

大前らの技術の高さに驚かされたが…

新加入会見では「二桁得点を目指す」と公言。自らに発破をかけた。(C)THESPA

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 FWのポジションには、18年のJ2得点王で大エースの大前元紀や屈強なポストワークが魅力の青木翔大らがいて、さらにゴールパターンが多彩な北川柊斗、ガンバ大阪ユース時代から並外れた決定力を示してきた東京五輪世代の高木彰人など実力派の新戦力も加わった。ライバルは多く、出場機会を得るのは容易ではないだろう。

「身体の使い方はまだまだ他の選手と比べるとできていないところがある」と痛感し、一方で、「大前選手は、大振りしないでコースに打つシュートがすごく上手い。そういうのも自分ができるようになれば、またプレーの幅も広がっていくかなと思っているので、参考にしたい」と先輩の技術の高さに驚かされることばかりだ。

 それでも、下の序列からのスタートとなるのは覚悟の上である。
 
「経験という部分では勝ち目はないので、その分、フレッシュさ、ダイナミックさという点を前面に出して、そして自分の持ち味を出して、いかに関わっていくかが肝になる。自分ができないことをできるようにするのも大事なんですけど、ストロングポイントをもっと伸ばすことのほうがもっと大事だと思っています。そこを意識していきたい」

 一木は言う。「メンタルは常にやってやるという感じです」。

『意志道拓』。その字のとおり意志あるところに道は拓ける、という意味である。

 中学校の顧問によく聞かされていたというこの言葉をモットーにする一木は、プロの世界でも自らの道を切り開く覚悟だ。”無名の大卒ルーキー”から、かつてステップアップを果たした江坂や瀬川たちのように飛躍を遂げられるか。その活躍に期待したい。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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