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【明神智和】日本代表から学べ!「手本のようなシーン」としてピックアップした二つのプレーとは…

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年11月26日

さらにその先にあるプレーは…

PKを獲得したシーンでは、遠藤、久保、南野とパスによるメッセージの共有が出来ていたという。写真:龍フェルケル

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 さらにその先には、なぜそのファーストタッチになったのか、なぜそこに止めるのか、なぜそのパススピードなのか、なぜ右足に、左足にパスを出したのか、その全てに意図がないと、代表戦のようなレベルが上がった試合ではゴールまでたどり着けません。
 
 その部分は意識してトライするだけで変わってくるはずです。ファーストタッチにどんな意図があるか。その後に味方にパスを出した時、そのパスにどんなメッセージがあるのか。出し手のメッセージと受け手の要求が合致すると良いプレーに繋がっていきますし、合わないのなら、たとえボールを失わないとしてもミスと捉える、そんな厳しい要求があっても良いのではないでしょうか。
 
 10月と11月の代表戦を比べるとチームの意思疎通も上がってきていると感じます。特に鎌田大地選手は10月の2試合よりも、11月のパナマ、メキシコとの試合の方が格段に連携が良くなっていました。短期間でもこれほど変わるのだなと感じました。
 
 代表レベルになれば、パスが30センチずれるだけで、たとえ味方に繋がっていても次の展開が大きく変わってしまう。そこで前を向けるのか、前を向けなくて後ろにしかプレーできないのか。最終的にゴールへ向かう可能性はその30センチだけで大きく変わってしまいます。
 
 今回のプレーで、遠藤選手がどれだけ止めてから蹴るまでの時間が短いのか、どれだけ周りを見ているか。普段の練習でやっているパス&コントロールの技術は、実際に試合でこう使うんだよという、お手本のようなシーンでした。
 
【著者プロフィール】
明神智和(みょうじん・ともかず)/1978年1月24日、兵庫県出身。シドニー五輪や日韓W杯でも活躍したMF。黄金の中盤を形成したG大阪では2014年の国内3冠をはじめ数々のタイトル獲得に貢献。現在はガンバ大阪ジュニアユースコーチとして活躍中。
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