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「強硬な態度に驚愕した」メッシと衝突した“ノビタ”の知られざる素顔「無能と見くびると、痛い目に遭う」【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2020年10月21日

なぜ会長職に留まっているのか?

 もっとも、メッシの残留という殊勲の白星を挙げても、前述の通り、問題は山積している。周囲からの風当たりも増すばかりで、そんな中、20年間連れ立った妻と別居。2人の子供も激しい取材攻勢を受けている。

 任期途中の辞任は当然選択肢として浮上してくるが、昨夏のアントワーヌ・グリエーズマンの獲得を筆頭とした近年のメルカードにおける乱獲補強に新型コロナウイルスの危機が重なり、クラブの経営が急激に悪化。退陣前に財務調整を施しておかないと自分たちに火の粉が降りかかるという危機感が勝り、圧力に屈する気配はない。

 もちろん無観客試合が継続していることも味方しているのは間違いないし、さらに公の場に出ると、ポジティブな姿を見せようと努力している。もっとも、コミュニケーションの専門家によると、そのマスク越しの身振りや表情から現実から目を背ける人間特有の傾向が見え隠れしているという。

 バルトメウの人物評はその立場や関係に応じてそれこそ色とりどりだ。そんな中で、その働きぶりを間近で見てきた元幹部の次の言葉がもっとも端的に現状を表しているのかもしれない。

「バルトメウはどこにでもいるごく普通の人間だ。何かに特別に秀でているわけでも何かに特別に劣っているわけでもない。一番の問題は、そのような人間が、バルサがクラブ史の中でも極めてデリケートな事態に直面しているいまこの時期に、組織のトップに立っていることだ」

文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
 
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