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三笘、旗手、坂元…まだいる2列目の人材。最前線ではベテランが存在感—―注目すべき国内の「A代表予備軍」【攻撃編】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2020年10月16日

Jリーグで決定力を発揮する小林と爆発的なスピードを持つ永井

昨年は代表復帰を果たすと、要所でゴールを重ねた永井。再度代表への合流はあるか。(C) SOCCER DIGEST

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 1トップに関しては、コートジボワール戦に出た鈴木武蔵(ベールスホット)が持ち前の強さと速さを駆使して良い動きを見せていたが、大迫勇也(ブレーメン)への依存状態が完全に解消されたわけではない。今回2連戦をケガで棒に振った岡崎慎司(ウエスカ)もまだまだ候補者の1人ではあるが、国内組にも目を向けてみるのも一案だ。

 アギーレ監督時代から断続的に代表に呼ばれながら、定着が叶っていない小林悠(川崎)は有力な1人ではないか。今季12ゴールという数字のみならず、ゴールに至る過程の鋭さが際立っている。ボールを収める部分では大迫には及ばないかもしれないが、敵との駆け引きで裏を取り、そのままシュートを決めるうまさは大迫以上と評価できる。直近の広島戦での負傷、33歳という年齢が気がかりではあるが、本人は「まだまだ進化できる」という強い意欲と向上心を抱き続けている。もう1回チャンスを与えるとしたら、今だろう。

 もうひとり挙げるなら、FC東京のけん引役である永井謙佑。彼も2019年の代表活動で結果を残し、存在感を示した選手だ。今季は肩の脱臼で長期離脱を強いられたものの、復帰後は爆発的なスピードでチームのアクセントとなり、勝利に貢献している。「永井がいるのといないのとでは全然違う」と長谷川健太監督も話す通り、前からの献身的なプレス含めて黒子となって働けるのが強みだ。こういうタイプが1人いれば、カウンター狙いの時は強い。

 彼ら国内組にも目を向ければ、森保ジャパンはより多彩な攻撃陣で戦える可能性がある。ただ、コロナ禍で約1年間の強化期間が失われ、今後の活動時間も少ない中、新たな競争を重視できない部分もあるかもしれない。既存戦力の連係強化か、新戦力による活性化か――。まずはそこを明確にしてほしい。

文●元川悦子(フリーライター)
 
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