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LFPは “危険なワナ”に陥った? 放映権「215億円」の不払い疑惑騒動でフランス・フットボール界に激震走る【現地発】

カテゴリ:ワールド

結城麻里

2020年10月13日

LFP会長は「心配ない」と言い切っている。しかし…

 とんだ貧乏くじを引いた格好だが、ラブリュヌ会長は直ちに「メディアプロ」の金額値下げ要望を拒否。同時に緊急策として10月17日のクラブ分配に間に合うよう新たな銀行借入を行ない、「心配は要らない」と強調した。

 とはいえ、これですでに2度目の銀行借入となり、返済もしなければならない。まさか2か月ごとに銀行から借金を繰り返すわけにもいかない。もし「メディアプロ」も「イマジナ」も支払えない場合は、小さなプロクラブの倒産、アマチュアクラブ倒壊、ひいてはフットボール界全体での雇用破壊まで、あり得えないとは言い切れない。

 途方もない嵐に見舞われたフランス・フットボール界。事態の深刻さを受け、大統領府も「メディアプロ」問題を注視しているという。「こうなったら、エマニュエル・マクロン大統領が介入して、中国の国家元首と直接交渉するしかない」の声まで上がり、「いや政治の介入は駄目だ。LFPが間違ったのだからLFPが責任をとるべき」の反論も出ている。また楽観視して、「何とかなる」と見るクラブ会長もいる。

 フランスのフットボール界はこの問題をどう解決するのだろうか。しばらく大嵐が続きそうな気配である。

取材・文●結城麻里
text by Marie YUUKI
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