日本代表不動の両SBは明暗が分かれる
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)――70点(よくやった)
【2019-20シーズン成績】※コロナ禍により、28節でシーズン打ち切り
リーグ・アン=21試合・0得点・0アシスト
フランス・カップ=3試合・0得点・0アシスト
リーグ・カップ=1試合・0得点・0アシスト
左足首の故障や相棒フロリアン・トバンの離脱などが影響し、公式戦32試合で1得点・5アシストをマークした昨シーズンに比べ、攻撃面での貢献度はやや低下した。とはいえ、左右のSBを堅実にこなし(右SBで19試合、左SBで5試合)、アンドレ・ヴィアス・ボアス監督の信頼は揺がず。CL出場権が与えられる2位でフィニッシュしたチームで、十分に存在感を示した。
今年の2月に左足首の手術に踏み切り、現在は戦列に復帰。8月22日にスタートする新シーズンも、引き続き重要な戦力として名門の一翼を担う。
長友佑都(ガラタサライ/トルコ)――30点(不満が残る)
【2019-20シーズン成績】
シュペル・リギ=15試合・1得点・0アシスト
チャンピオンズ・リーグ=6試合・0得点・0アシスト
トルコ・カップ=2試合・1得点・0アシスト
トルコ・スーパーカップ=1試合・0得点・0アシスト
トルコ挑戦3年目で屈辱のシーズンを送った。前半戦は左SBのレギュラーとしてプレーしながら、1月にウルグアイ代表SBのマルセロ・サラッチ(←RBライプツィヒ)が加入すると、外国人枠の都合から登録メンバー外に。噂されたスペイン行きも実現せず、全くプレーせずに半年を棒に振った。ガラタサライ退団が決定し、フリートランスファーとなった今夏には、セリエAに昇格したベネベントへの移籍などが囁かれている。
【2019-20シーズン成績】※コロナ禍により、28節でシーズン打ち切り
リーグ・アン=21試合・0得点・0アシスト
フランス・カップ=3試合・0得点・0アシスト
リーグ・カップ=1試合・0得点・0アシスト
左足首の故障や相棒フロリアン・トバンの離脱などが影響し、公式戦32試合で1得点・5アシストをマークした昨シーズンに比べ、攻撃面での貢献度はやや低下した。とはいえ、左右のSBを堅実にこなし(右SBで19試合、左SBで5試合)、アンドレ・ヴィアス・ボアス監督の信頼は揺がず。CL出場権が与えられる2位でフィニッシュしたチームで、十分に存在感を示した。
今年の2月に左足首の手術に踏み切り、現在は戦列に復帰。8月22日にスタートする新シーズンも、引き続き重要な戦力として名門の一翼を担う。
長友佑都(ガラタサライ/トルコ)――30点(不満が残る)
【2019-20シーズン成績】
シュペル・リギ=15試合・1得点・0アシスト
チャンピオンズ・リーグ=6試合・0得点・0アシスト
トルコ・カップ=2試合・1得点・0アシスト
トルコ・スーパーカップ=1試合・0得点・0アシスト
トルコ挑戦3年目で屈辱のシーズンを送った。前半戦は左SBのレギュラーとしてプレーしながら、1月にウルグアイ代表SBのマルセロ・サラッチ(←RBライプツィヒ)が加入すると、外国人枠の都合から登録メンバー外に。噂されたスペイン行きも実現せず、全くプレーせずに半年を棒に振った。ガラタサライ退団が決定し、フリートランスファーとなった今夏には、セリエAに昇格したベネベントへの移籍などが囁かれている。
安西幸輝(ポルティモネンセ/ポルトガル)――60点(及第点の出来)
【2019-20シーズン成績】
リーガNOS=23試合・1得点・1アシスト
ポルトガル・カップ=4試合・0得点・1アシスト
リーグ・カップ=1試合・0得点・0アシスト
昨夏に鹿島アントラーズから完全移籍。加入直後から右SBを任され、時には左右のウイングも務めた。中島翔哉と対戦した第5節ポルト戦で豪快なミドルシュートを決めると、以降もスピードを武器に攻守で奮闘し、順調に出場機会を重ねた。
だが、1月に成績不振でアントニオ・フォーリャ監督が解任されると、立場が一変。パウロ・セルジオ新監督の下ではペンチに甘んじる日々が続いた。残留のために勝利が必須だった最終節のアベス戦でフル出場を果たし、2-0の勝点3奪取に貢献したのが唯一の見せ場だった。
この白星も実らず、チームは2部に降格するはずだったが、1部残留のアベスとセトゥーバウのクラブライセンスに問題点が指摘され、来季の参戦が現時点で不可能に。そのため、1部残留が決定した。試合に出れば、ストロングポイントを出せるところは見せただけに、新シーズンの定位置奪取に期待したい。
ファン・ウェルメスケルケン・際(ズウォーレ/オランダ)――60点(及第点の出来)
【2019-20シーズン成績】
エールディビジ=18試合・0得点・2アシスト
オランダ・カップ=2試合・0試合・0アシスト
オランダ2部リーグのリザーブチームから7年かけて、1部リーグの舞台にたどり着いた叩き上げは、厳しいマークを受けても、ドリブルで剥がして前へボールを運ぶ強みを発揮。本職の右SBだけでなく、左サイドでも難なくプレーした。
チームでは準レギュラーという立場で、定位置奪取には至らなかった。だが、試合の流れや状況によって急遽出番が回ってきても、スムーズに試合に入り込み、時にはゲームチェンジャーになることもあった。